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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 12:00

『たまこラブストーリー』観て来た!思いの外良かった!

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2014-05-06-19-01-29
たまこラブストーリー』観て来ました。

TVシリーズ『たまこまーけっと』の後日談。
私も欠かさず観ていたクチなのですが、正直なところを言うと主人公・たまこのキャラクターがちょっと苦手でした。
ですが、今回の映画、グッと来ました。良作。

(ネタバレ無しでレビューしますが、少しも情報入れたくないと言う方は読むのはここ迄にしておいてくださいねw)
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映画は二本立て上映。
まずは国へ帰ったデラちゃんらを描いたショートストーリー『南の島のデラちゃん』から。
王子とチョイが手にしている一見ひYなものの正体は……

ちなみにこれは入場時にもらった入場者プレゼント。

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どうやら封切り直後に配っていた入場者プレゼントが、たまこからチョイ宛に送ったポストカード。
たまこの下に届いたそのお返事ポストカードという体の入場者プレゼントのようです。
一生懸命書いたらしい少々間違った日本語がカワイらしいですね。

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さて、『たまこラブストーリー』本編ですが、大した事件は起こりません。
ですが話が無いというわけでもなく、
でも確かにキャラクター萌えでキュンキュン来る内容。

冒頭に述べたとおり、私はたまこがちょっと苦手でした。
というのも、なんというか高校生というキャラであって、あまり「色恋」「男女」「恋愛」といったものと無縁過ぎる「鈍感さ」を超えた「無邪気・無頓着さ」。
もちろんTV本編はそんなたまこの鈍感ぶりに振り回されるもち蔵の、淡い恋心と空振り感が楽しみの1要素となっていたわけですが……

『たまこラブストーリー』は、まさにラブストーリー。
一大決心するもち蔵の「ひとこと」が、鈍感キャラであったたまこを一気に「普通の少女」におとしめる。

だいいちですね、「鈍感キャラ」なんてのは今更もうパロディやネタになるほどのテンプレキャラ。

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実写映画化して話題となった『僕は友達が少ない』。
「鈍感キャラ」だったと思われた主人公・小鷹の、実はそれはわざと鈍感を演じていた事が後に判明する、
え!?なんだって!?
というセリフが半ばネタ化していたのも記憶にあたらしいです。

そうした演じた上での鈍感キャラなのか、それともこういう鈍感な子ウケるよね的なスタッフサイドの思惑なのか、
つまり内側からも外側からも「作為的」だと感じる、違和感。
それが私の「たまこ」への苦手感の理由でした。

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それが今回の映画では、もち蔵の一大決心と発言がキッカケとなり、
作為的だと思っていたたまこの鈍感さが急に消え失せ、妙に生々しい「女の子」になるのです。

そんなたまこの新しい一面が出る事によって、TVシリーズの雰囲気を期待していた人にはちょこっと肩透かし。
”ラブストーリー”と言うにはあまりにも純粋過ぎる、「恋愛」以前の話。

それこそ二人の恋愛関係に障害が! ピンチが! 横槍が! という起伏あるドラマではないにせよ、TVシリーズを受けた上での、たまこともち蔵の微妙な恋愛模様。
ごくシンプルなセリフで盛り上がるクライマックス。
そこにきっとによによ出来、ほろりとしちゃう良作です。

TVシリーズの中でもトピックスとなった、たまこのお父さんがお母さんに宛てたラブソング。
これも今回の映画のちょっとした小道具となっていますので、
ぜひTVシリーズを復習の上、劇場に足を運んでみてください!


たまこラブストーリー公式サイト
http://tamakolovestory.com/


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