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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 19:00

全粒粉の麺が荒々しい、しかし淡い繊細なつけ汁!阿佐ヶ谷「つけ麺処 三ツ葉亭」

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なかなかに個性的でおいしいつけ麺に出会いました。
阿佐ヶ谷駅至近、一番街にある「三ツ葉亭」。
つけ麺だけでなくラーメンや油そばも提供し、その味も塩・醤油・とんこつと、良く言えばバラエティ豊か。悪く言えば的を絞りきってないとも言えるのですが、閑静な住宅街でもある阿佐ヶ谷という立地を考えれば、ファミリー層に受けそうなラインナップとお店の雰囲気。
実際、私が訪れた時はお子さん連れのお客さんもいらっしゃいましたね。

でも、侮る無かれ。
つけ麺の麺が特徴的で、かなりオススメです。

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場所は阿佐ヶ谷一番街に入ってすぐ。有名老舗ラーメン店「ホープ軒」の少し先。
つけ麺ラーメン油そば。そんな看板が出ていると、一体何が推しの店なのかわかりませんが、券売機を見るとこう書いてあります。

「当店の基本、まずはこれから」→「つけ麺(醤油・塩)」

つけ麺がこの店の基本ならば、じゃあ基本からいただいてみるというのがスジというもの。

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というわけで頼んだのがこちら。冒頭の写真の「つけ麺(醤油)」です。

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スープは魚介の風味が淡く支える形の醤油とんこつ。
粘度は低く、見た目あっさり。
スープの上に浮いているのは、ネギと焦がし玉ねぎ。
この焦がし玉ねぎがなかなかに風味を出していて良いのです。

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具は極太メンマと細切り……というには太いチャーシュー。

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そしてこちらが麺。
エッジの利いたモチゴワ食感。皆さんにここをオススメしようと思ったのは、この麺に特徴があったからです。
よく見てください。

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なにやらつぶつぶ模様が……。

これは全粒粉使用の麺。
荒々しくも素朴な小麦の香りと食感。いいですよこれ。

正直このインパクトのある麺に比べ、スープは淡口と言っていいマイルドさ。パンチが麺に負けているような印象さえあります。

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それを補強するのが、卓上調味料。
粗みじんの生タマネギ。

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そして特製カラシ味噌。

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これらをつけ汁に加えると……

ああ、淡口のつけ汁に、タマネギの辛味と辛子味噌の辛味。2種類の辛味が加わり、また生タマネギゆえの爽やかさや、ザクザクとした食感も加わって、なかなかに全粒粉麺にも負けない強みが出ます。

普段魚粉使用の濃厚味のつけ麺に慣れているからこそ、この絶妙な荒々しさと淡口のバランス……いいですね。

飲んだ後の〆のラーメン、つけ麺に、ドッ濃ゆいラーメン・つけ麺を食べて反省することは多いですが、こちらのつけ麺はそんな時、翌日後悔しなさそうな優しさがあり、そして食べる瞬間にはきちんとインパクトがある。
そんなツンデレの雰囲気さえ感じるおいしいつけ麺でした。
ごちそうさまでした。


つけ麺処 三ツ葉亭
東京都杉並区阿佐谷南2-17-3
11:30〜23:30(無休)



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