- 2014年03月28日19:00
”遅咲き過ぎるDJ”SUMIROCKの煽るレバニラ炒めに絶品餃子!高田馬場「餃子荘ムロ」
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朝日新聞の「ひと」コーナーで取り上げられていたひと。
”遅咲き過ぎるDJ”――SUMIROCKさん(79)。
彼女は本来、高田馬場で餃子屋を営む料理人です。
しかもその餃子店は、60年続く老舗であり、またTV番組の名物コーナー「きたなシュラン」でも三ツ星を獲得しているグルメ店。
その店の名は「餃子荘ムロ」。
餃子、老舗、きたなシュラン、しかも”遅咲き過ぎるDJ”という新しいキャラでメディアに登場。
そんなお店、行かないわけにはいきません。
■タグ「きたなシュラン」
「餃子荘ムロ」。お店は高田馬場駅・戸山口近くの路地にありました。
こちらの特徴は、餃子そのものの種類の豊富さもありますが、まず注意しなくてはならない点として、
「ファーストオーダー=ラストオーダー」。
食べ物の注文は1度きりしかできないことを挙げないといけません。
「ムロ」は、定食屋的な意味合いでの餃子屋ではなく、むしろ中華居酒屋としての側面の強いお店。
飲み物こそ何度もオーダーできますが、餃子もおつまみもゴハンものも、全て最初にオーダーしたものが即ラストオーダー。
今自分が何を食べたいか、〆に何を食べたいか、その量はどれくらいイケるか。
そうした調整が最初から必要なのが注意されたいところ。
餃子は「ふつう」「にんにく」「チーズ」「カレー」「紅(唐辛子)」、
その他ピータンや唐揚げなどの中華おつまみ、
レバニラ炒めを始めとした炒めものやうま煮、
野菜そば、五目焼きそばなどの麺メニュー、
チャーハンやお粥等、ラインナップは豊富。
この中からメニューを選んで注文出来るのは1度だけなのですよ!
とりあえずビールをオーダーし、伝票に食べたいものを書き付け、店員さんに渡します。
ビールのアテには「ねぎみそ」。メニューのおつまみにもある「ねぎみそ(100円)」でしょうか。
これをちまちまといただきながら、ビールを進めていると、
まずは「レバニラ炒め」。野菜に合わせて細く切られたレバー。
レバーが苦手な方でも食べやすい、表面がカリッとしている状態。
最初のひとくち目は味が薄いかな? と思ったのですが、食べ進めるほどに旨味と塩気が口の中に残って、だんだん濃くなっていく不思議。
これ、うまい。
定食でいただきたいくらいだ。
あ、そうそう、このレバニラを作ってくだすったのは、冒頭の「SUMIROCK」さん(79)。
もちろんこの出で立ちで厨房に立っているわけではありませんが、バンダナで髪を留めて中華鍋を煽る姿は、たしかにロックかもしれない。
と、レバニラを完食するタイミングで餃子のタレが出て来ました。
既にラー油と醤油が混ざっている、これが「ムロ」のオススメ配分の餃子のタレのようです。
色が濁っているのは「辛子」。
つまり辛子醤油とラー油が混ざっているものです。
餃子が届きました。
私が今回チョイスしたのは「ふつう」と「紅」。
それぞれ7個で1皿。
ぞんざいに盛られた感じは、さすが「きたなシュラン店」だw
ひとくちかじってみたところです。
もちろん右が「紅(唐辛子)」。
サイズは小さめで、ひとくち餃子と言ってもいいサイズ。
「にんにく」餃子は、すりおろしニンニクが入っているわけではなく、ひとかけら入っているタイプらしいので、倍くらいの大きさになりそうな。
(つまりそれくらい小さいです。)
ですが確かな肉・野菜の旨味と、独特な中華香辛料の香りがあり、薄手でもちもちとした皮の食感も良し。これ、
酒がすすむ餃子です。
一人で5皿は余裕でしょう。
そして、餃子に合わせるお酒は、「ホースネック」。
ムロの謎の秘密のカクテル。
お酒のオーダーは2度以上出来るので、安心です!
私はかなり気に入りましたが、そこは「きたなシュラン」。さぞお店がきたないんでしょう? とお思いでしょう?
それが意外にこざっぱりとしていて、これまでのきたなシュラン店の中でも群を抜いてキレイでしたw
またそのせいでしょうか、やっぱりこれまでのきたなシュラン店に比べて女性客が多かったのも印象的。
ファーストオーダーがラストオーダーゆえに、初見で入ると酒とのバランスを間違えてしまいそうですが、私はもう覚えました。
ちょっと多めかな? くらいの量でOKです。
思ったよりキレイなきたなシュラン店「餃子荘ムロ」。
高田馬場で餃子で一杯……という気分の時、ちょこっと覗いてみてください。
餃子荘ムロ
東京都新宿区高田馬場1-33-2
17:00〜/日祝休み
http://gyouzasou-muro.com/