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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

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ブレア・ウィッチやパラノーマル・アクティビティの元ネタはコレ!幻のカルト映画「ありふれた事件」リバイバル上映中&DVD化!

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3月1日から渋谷シアター・イメージフォーラムでレイトショーされている「ありふれた事件」。
友人に誘われて観に行ったんですが、実は20年前に単館上映されていたものがHDリマスター化し、リバイバル上映されているもの。
上映期間は3月21日(金)までです。
これ、前もって情報入れないで観に行ったんですけど、昨今流行りの「POV形式」かつ「モキュメンタリー」映画。

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新旧POV映画の代表作といえば、この2つ。
特に「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」では革新的とも言われた、一人称視点の映像。
主人公がビデオカメラを持ち、切迫する状況を視聴者に伝えるスタイルに「これがあったか!」と絶賛されたものですが、実はその元ネタは、

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この「ありふれた事件」。

POV映画は主人公がデジタル・ビデオカメラを買った、旅行先でそのカメラを撮影していたら……なんてタイプになりがちですが、この映画はお金のない若者がフィルムカメラを回して、これまでかつてないリアルで衝撃的なドキュメンタリー映画を撮る!という体になっています。


カメラ係、マイク係等の撮影チームが追うのは、


強盗殺人鬼


ナチュラルボーン・キラーとも思えるほどに、人を殺し、カネを奪い、また人を殺すベンという青年のその犯罪の一部始終や、彼の思考、思い、考えを述べる姿を撮る同行取材をしている、という映画。


ビデオカメラではないフィルムカメラ(しかも白黒)を使って淡々と、時折激しく撮られる殺人の現場、被害者、そして加害者である主人公・ベン。

ドキュメンタリー取材者である撮影スタッフも、そんな現場に居合わせ、主人公の殺人鬼・ベンに少しずつ感化されていく、静かな狂気。


不鮮明な白黒の映像がそのテーマにバッチリ合っていて、ある意味予想通りのオチに向かって転げ落ちて行く彼らの姿は、フィクションと分かっていても迫るものがありました。


これまでDVD化されていなかった、VHSビデオでしか観られなかった貴重なカルト映画。

単館上映ですが、HDリマスター化した上でのリバイバルには、当然DVD化が待ってます。


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発売日は5月2日の予定。
映画上映は3月21日までの上に、夜21時からの1回のみのレイトショーですから、こちらを予約しておくというのも手かもしれません。

それにしても不鮮明な白黒映像がその効果を絶大に発揮しているこの映画が「HDリマスター化」し、映像が鮮明になるというのは、デジタルビデオ撮影映画全盛のこの時代にちょっとした矛盾を感じますねw



ありふれた事件 公式サイト

http://www.albatros-film.com/movie/arifureta-jiken/


【この記事は賽の目記ポータルより加筆修正した上で転載しました】