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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 12:00

川崎市が「漫画」学芸員を募集中!専門知識があれば学芸員資格不問!

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川崎市生涯学習財団公式サイトよりキャプチャ)

川崎市が漫画の専門知識を持った学芸員を募集しています。
勤務地は「川崎市市民ミュージアム」。

漫画の専門知識……??
(公財)川崎市生涯学習財団では、平成26年度5月採用の専門嘱(非常勤)職員を募集。
募集案内によれば……

募集内容は「学芸専門嘱託(非常勤)職員2名」。

1、博物館(主に民俗学)の専門知識を有するとともに、博物館法に基づく学芸員の資格を有する者
2、美術館(主に漫画)の専門知識を有するとともに、博物館法に基づく学芸員の資格もしくは同等の知識や経験を有する者


勤務地は川崎市市民ミュージアム学芸室、
土日・祝日を含む週4日、
8時45分〜17時の7時間15分勤務、
社保加入で181,400円の給与。


という条件になっています。

申し込み期限は3月24日(月)。

漫画が大学の専攻になったりする時代。
いわゆる「漫画」の歴史も実は既に1世紀を超えています。

日本で最初の連載ストーリー漫画は、「團團珍聞(まるまるちんぶん)」に連載された『江の島鎌倉長短旅行』(1896年)とされており、
99年前の1915年には、日本初の漫画家団体「東京漫画会」が発足。

ただ、この後第二次大戦を挟み、「漫画」は断絶。その飛躍は1950年代、手塚治虫を始めとした有名漫画家の登場を待たねばならないのですが、そうした「漫画の歴史」は確かに日本近現代史とリンクするものです。

そうした歴史背景も含めて今回川崎市は漫画学芸員を求めていると思われるのですが、そこは「学問」の対象としては浅い「漫画」。
同時に募集されている「民俗学」学芸員(有資格者)とは違い、

学芸員と同等の専門知識や経験を持っているのであれば、
学芸員資格が無くともよい


という条件になっています。

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ちなみに勤務地である「川崎市市民ミュージアム」はこちら。
現在「昔のくらし 今のくらし」展を開催中。
おや、これは楽しそうですね。
公式サイトを覗く限り、「漫画」というジャンルは無く、これから広げようというジャンルなのでしょうか。

そういえば川崎市と言えば……

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藤子・F・不二雄ミュージアム」も川崎にありましたね。

これは川崎市は、漫画でひとつ盛り立てようやというプランなのか……!?

資格でくくれぬ漫画専門知識を持つ漫画ファン、マニア、オタクの方々。
川崎市市民ミュージアムでその力を発揮してみてはどうか。

ちなみに、応募に際しては「美術館における漫画資料について(漫画史と関連付けて)」という小論文が必要書類となっています。
漫画史をからめた、漫画の美術的価値について……?

むしろ「まんだ○け」店員のような専門知識が求められているような気もします(笑)。

募集要項等詳細は下記リンク先にて。


職員募集|(管財)川崎市生涯学習財団
http://www.kpal.or.jp/2_zaidan/26_zaidan_bosyu/syokuin-bosyu.html

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