- 2014年03月29日12:00
京都の老舗・新福菜館(創業昭和13年)の味を引き継ぐ「末廣ラーメン本舗」の中華そばとヤキメシ
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久しぶりにこの味を堪能しました。
京都「新福菜館」を源流に持つ「末廣ラーメン本舗 高田馬場分店」。
戦前の屋台が発祥の「新福菜館」のラーメン。その味直伝、秋田に渡ったのが「末廣ラーメン本舗」。
さらにその支店が東京・高田馬場の「末廣ラーメン本舗 高田馬場分店」。
そのラーメンの特徴は黒く濃い醤油味のスープに、薄切りの豚肉。そして大量のネギです。
え? 大量のネギ? どこに? と思うでしょうね、この写真だと。
でも待ってください。
ネギはこのとおり、卓上の調味料と共にご自由にどうぞ状態になっています。
真っ黒濃い口醤油ダレの色み。
私はこれをかつて「新横浜ラーメン博物館」でいただきました。
まだ「ミニラーメン」メニューもなく、通常サイズで展開していたラー博各店舗。
1997年から登場した「新福菜館」のラーメンを、私は1日に3杯目のラーメンとして食べ、その美味さに感動。でもさすがに3杯目ともなるとスープまで飲み干せず、くやしい思いをしました。
その味を継ぐ店が、高田馬場にある! そりゃ食うしかない!
これが「末廣ラーメン本舗 高田馬場分店」。
早稲田通り沿いにあります。
食券制。
京都「新福菜館」を新横浜で体験した時はラーメン1杯きりでしたが、こちら「末廣ラーメン本舗」ではラーメンだけでなく「ヤキメシ」も評判との話。
というわけで、「中華そば(並)セット」をいただきました。
中華そばと、ヤキメシ(1/2)のセットで980円。
中華そば単品だと680円です。
ちなみにラーメンのサイズ「並」も「大」も「特大」も、
どれも680円均一です。
お得ですね。
まあでも最近食が細いので、同一価格でも今回は「並」をチョイスしました。
黒ぐろとしたスープは、色ほどには濃い味ではなく、すっきりとしています。
しかしコクは充分。それはスープのダシと、脂でしょう。
表面に浮いた脂の膜がおわかりでしょうか。
これです、これ。
これがコクの元であり、そしてスープの熱さを保護していて、スープはかなり熱めになっています。
具は薄切り肉状のチャーシューと、自分で入れるネギのみ。
見た目の物足りなさは感じますが、この肉の量はうれしい。
麺はストレート細麺で、ブツリと切れる食感がうまい。
スープはアツアツなのに、伸びないコシがあります。
濃いのに濃くない、そしてコクある醤油スープ。
ネギをどっかと盛って、爽やかさを足してもかなりイケます。
なんとも形容しがたいオンリーワンの味なんですよね、ここのラーメンは。
その味の正体を知りたく、スープを飲むほどに「?」「?」とわからなくなるその特徴的な味。
しかし醤油味ベースの昔懐かしい味。
昭和13年創業の「新福菜館」から続く、歴史ある味。
ああ、久々に食えた。こりゃうまい。
ぜひ、そんなラーメンを、高田馬場で体験してみて欲しいですね。
あ、そうそう。ヤキメシは当然チャーハンなんですが、これも濃い口醤油やラーメンのタレを使っているのでしょう。
濃い色に仕上がっていますが、醤油の味よりも旨味が主張しています。
これに生玉子の黄身をトッピングした「ヤキメシ(黄身のせ)」もお店の定番・人気メニューらしいです。
個人的には生玉子をラーメンにトッピングしたいなーとも考えます。
皆さんもぜひ。
末廣ラーメン本舗 高田馬場分店
東京都新宿区高田馬場2-8-3東館1階
営業/11:00~翌3:00(無休)