- 2014年03月14日12:00
幻の栄楽の味を求めて――阿佐ヶ谷「丸長」のつけ麺食べてみた
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中野つけ麺名店・今はなき「栄楽」の味を求めてシリーズ。
今回は「丸長 阿佐ヶ谷店」を探訪して来ました。
オーダーするのは当然つけ麺。
トッピングはもちろん生玉子です。

■丸長 新井薬師店
※自家製麺・個人的ランク★★★★☆

■丸長 沼袋店
※つけ汁多し・個人的ランク★★★☆☆

■栄楽
※閉店した幻の味・個人的ランク★★★★☆

さて、こちら「丸長阿佐ヶ谷店」のつけ麺(つけそば)は一体どのような……!?

丸長のれん会では、いわゆるつけ麺は「つけそば」と名称されていることが多いですが、こちらでは「つけ麺」。
また定食メニューの豊富さが、これまで訪れた丸長系列とは違う雰囲気。
つけ麺はメンマ、野菜、チャーシューとトッピングでバリエーションがありますが、私の好きな「生玉子」が見当たりませんね。
見たところ若い店主が厨房に立っています。二代目でしょうか。聞いてみましょう。
――生玉子のトッピングありますか?
店主「ありますよ!」
――おいくらですか?
店主「50円です!」
――お願いします。

そして登場した「つけ麺」はこちら。
あれ? 生玉子は……?
店主「あ、すいません!忘れてました!」
――ください。(笑)

というわけで、お椀に入った生玉子を後からいただき、自分でつけ汁に投入。

今までのいくつかの「丸長」や栄楽、そして「大勝軒」とも違うつけ汁の見た目です。
ゴマがたくさん入っているのが特徴ですね。
キャベツやもやしが少々入ってますし、

チャーシューはラーメンで使われるスライスタイプ。

麺はラーメンと同じ中細麺です。

玉子を溶きながら麺をくぐらせて、いただきます。
つけ麺のメインストリームの太麺と違い、中細の麺は個性は弱いですね。歯ごたえや味わいとしてはちょっと物足りません。
つけ汁は動物的なスープの片鱗を鼻に感じます。
お、これはダシがけっこうイケてる……と思いきや、香りの強さのわりにはダシ味が醤油味に負けていて、結局のところ昔懐かしいコクの少ない塩分と酢の酸味で味わうタイプw
ただ、そのダシの香りやゴマのトッピングのせいか、おや、何かこれはひと味違うなと思わせる味わい。
「丸長」の味に少々アレンジ加えている、そんな印象があります。
(二代目と思われる若い店主の手によるものなのでしょうか。)
そして個性が少ない中細麺は、実は太麺と違い、つけ汁をおおく身にまとって口の中にするすると入ります。これがなかなかにいいですね。
しかしちょっと量が物足りないw
大盛りにすれば良かったかな……と思いつつ、最後は当然スープ割りで〆。
スープ割りにすると汁のあたたかみが戻り、醤油に負けていたダシの味が膨らみます。
個人的なランクをするなら、「★★☆☆☆」かな。
やや低めなのは「丸長……かな?」と思った点。
丸長というか、丸長のれん会の一角「栄楽」のつけそばが好きで、それに似た味を求めて巡っているわけですので、その点分マイナス。
ただ、阿佐ヶ谷の飲み屋街の一角、阿佐ヶ谷駅至近の店舗。そして比較的夜遅くまで営業しているようですので、阿佐ヶ谷で飲んだ後に最後に〆にいただき、ついでに餃子とビールで長っ尻……なんてコースは、かなりいいかもしれません。
丸長 阿佐ヶ谷店
東京都杉並区阿佐谷北2-1-1
11:30〜15:00/17:00〜25:00(月曜定休・土日祝23時まで)