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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 19:00

高田馬場のうに天国「利尻うに小屋」の無添加生水うに刺しと生サバ生タラ刺し

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うに。

世間では焼き牡蠣食べ放題を実施する牡蠣のお店「かき小屋」がぞくぞくと増えておりますが、高田馬場にはおいしいうにを食べられるこんなお店があります。

利尻うに小屋」。

う、うに小屋…………っ!?
行こう。
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たしかに「うに小屋」だ。高田馬場から徒歩3分程度。この「うに」の派手な文字。高まりますね。

うにと言えば「箱うに」が通常のもの。

生ウニ(バフンウニ・100g)[ロシア産]★北方四島産のうにを北海道で生うに加工しましたので、安心です!
お寿司屋さんでもよく見ますよね。この形状で整えられたうに。
「箱うに」とは……
「漁港で吟味された粒ぞろいのウニを、安定した品質で地方へ流通させるために、保存料として“ミョウバン水”に浸けて出荷される」もの。
このミョウバンの味こそ、うにを苦手とする方が感じるうに独特の苦味やエグ味の正体……という説があるのですが、

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こちら「うに小屋」の「水うに刺し」はそうした箱うにではなく、無添加の、漁で採れたうにをそのままここに運んで来ているもの。
そのため、その日によってうにの種類は違って来るのですが(この日の水うに刺しはムラサキウニ、この店を紹介してくれた方が行った時はエゾバフンウニだったそうです)、まあこれがうまい。

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それはこれを見ればわかりますよね。醤油を付けずにそのままぺろりといくと、うに独特の甘さ、濃厚さがダイレクトに脳に伝わります。
これはヤバい。

ただ「ミョウバンの味が苦味の原因」といった言い方は、箱うにの全否定に繋がりますが、見ての通り今回の水うに刺しは色や大きさが不揃いであることもわかります。
そうした個体差はどうしても出てしまうのが水うにの特徴でもあり、箱うには「品質の揃った」「値段に相応した」うにを提供する手段でもありますので、一概に否定は出来ないのです。

ただし、「うに小屋」の水うに刺し、うまいです。
そして安いです。


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写真の水うに刺しは2人前で1,900円。かなりお値打ちです。
それにこのメニューを見ると、うに以外にも気になる品が多いですね。
サバ刺しや銀だら刺し、生白子……足が早く漁港近くでしか味わえないと思っていたメニューがズラリと。
なんだここ。高田馬場だよなここ。

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というわけで生白子ポン酢、

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サバ刺し、

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銀だら刺し(+マグロ脳天刺し)をいただきました。
どれもなかなか生のままいただけるものではありません。

この中で特にオススメしたいのが「銀だら刺し」。
おそらく私は初めてタラを生でいただきました。
これがまあうまい。たんぱくな味わいながらも「ヒラメの縁側」のような脂の濃厚さと甘さ。
生のタラってこんなにうまかったのか……! とかなり衝撃的でした。
その他のまさにレアな刺身も、まったく臭みもない新鮮そのもの。

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タイムサービスで出しているという、これは車海老。生どころか生きている車海老をその場でさばくので、この透明感。

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頭は塩焼きに。
卓に個別営業に回る店員さんの口車に乗って(失礼)、値段も聞かずにオーダーしましたが、あとで聞いたらこれで1尾350円とのこと。

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これは「かに箱」。ほぐし身とカニ味噌を混ぜた状態のものが殻に収まっています。
実はこれ、最近何かの雑誌で見た「お取り寄せグルメ」のひとつ。近々頼んでみようかなーどうしようかなーと思っていたら、高田馬場で出会っちゃった……!
おそらくはそのお取り寄せグルメをそのまま使うのではなく、同じ要領でお店で用意しているものとは思われますが、カニの身の甘さとカニ味噌のコク。酒のつまみとしては最高。

ちょっと驚きの海鮮グルメにいろんなものを頼みすぎました。
ここは「うに小屋」。他のうにも堪能しなくては。

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これは「うに珍味3種盛り合わせ」。
左から「うにたまり漬け・うに松前漬け・うに佃煮」。
うにの甘さがまったく隠れていない、しかしそれぞれの料理としての味わいもある珍味。
これも酒が進む。進み過ぎる。

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これは「山うに」。うにと書いてありますが、実はこれは豆腐の糀漬。
元は豆腐と言われても、びん詰のうにに近い味わいがあります。

これだけの海鮮グルメが並んでは、飲まずにはいられないというもの。

ダメです、ここ。
どれもうまい。
品質から考えればどれも安い。
でもだからこそ、いろいろ食べて飲みまくり、
支払いの時「わーっ!」ってなるw


うまい!安い!多い! が信条の店の多い学生街・高田馬場。
しかし「利尻うに小屋」は高いクオリティを落とさずに、コストパフォーマンスで勝負。
「わーっ! やべええwww」となる支払いでも納得の味。

実際、周囲の客には学生さんがほとんどおらず、
そして満席。
予約必須


それでも今回は、

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名物「雲丹しゃぶ」(一人前1,980円)を体験していません。
次こそは。


利尻うに小屋
東京都豊島区高田3-10-14 吉野ビル
電話:03-6457-6137
18:00〜翌3:00(月曜定休)



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