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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 12:00

中野の閉店した名曲喫茶の遺伝子健在!高円寺「ルネッサンス」の独特の時間を過ごしてみた

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ゴチャッとしていながらどこか昔懐かしい雰囲気のある喫茶店。
ここは高円寺にある名曲喫茶「ルネッサンス」。

2007年11月開店の、わりと新しい喫茶店なんですが、この雰囲気はそんな6年程度の歴史が積み重なった場所ではないことがわかると思います。
実はここ、2005年に閉店した中野の名曲喫茶「クラシック」の正当な後継店。

中野の「クラシック」。私も数度行ったことがあるのですが、それはもうかなりの築年数のありそうな古めかしい洋館で。
2階建の建物は、2階部分が吹き抜け構造となっており、まさに音楽を聴くためのホールのよう。
しかしその2階部分の床は内側に向かって傾いており、ふとバランスを崩すと1階に落ちてしまうんじゃないかと思うほどでした。

ちなみにプライベートで訪れているプロレスラー・折原○夫選手をそこで見かけたことがありました。

そんな老朽化した建物でしたから、2005年の閉店と共に取り壊され、その後は小綺麗なビルが建ち、ああもうあの雰囲気は味わえないのだなあと思っていたんですが。

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そこで高円寺「ルネッサンス」です。
ここは「クラシック」の元従業員が、「クラシック」の調度品やレコードを譲り受けて、中野の隣町・高円寺に開いた名曲喫茶。
なのでこの店内にある椅子やテーブル、そして内装を飾る家具や小物は「クラシック」のもの。
当然そんじゃそこらの品では出せない雰囲気と味があるわけですよ。

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お店はこのビルの地下1階。
降りてみましょう。

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ここが「ルネッサンス」の入り口です。

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「全席喫煙」「飲み物の持込みはできません」

飲み物の持ち込みは出来ませんが、食べ物の持ち込みは可能です。
なぜならこちらは……

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  • 珈琲
  • ジュース
  • ティー
メニューはこの3種類のみ。ゆっくりしたい、おなかすく、そんな方はどうぞ食べ物は持って来てくださいというシステム。
これは「クラシック」の時と同じシステムです。「クラシック」もメニューはこの3種類でした。
(ちなみにジュースはオレンジジュース。「クラシック」と同じであるならば、おそらくそれは粉末ジュースです。なのでホットに対応している。)

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扉を開けて中に入ると、カウンターでオーダー。前金制。
ホットコーヒーを頼んでみました。
代金を払うとこのようにプラスチックのチケットを渡されます。
このチケットを持って、お好きな席に。

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どうぞお好きな席に。
「クラシック」時代を彷彿させる、一段下がった掘り床の席。
この周囲にぐるりと2階の吹き抜け席を模した席があります。

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このように。

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コーヒーはこのようにミルクと角砂糖がセットで出て来ます。
これをちみちみと飲みながら、

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薄暗いランプの照明の中、
喫茶店のBGMにしてはやや音量の大きいレコード演奏のクラシック曲を聴く……。
ああ、これが名曲喫茶だ。
中野の「クラシック」の雰囲気だ。

店内には僅かな光で本を読む人、ヒソヒソと小さな声でしゃべるカップル。
静かでゆったりとした時間が流れる空間。
まさに隠れ家といった雰囲気です。

都会の喧騒を離れ、引きこもりたい気分の時、うってつけのスポットです。
でもさすがにファーストフードを持ち込んであの独特な匂いを撒き散らすのは憚れるムード。
持ち込む食料はこの雰囲気に合ったものをチョイスするべきかもしれませんね。

飲み物のお代わりは200円です。


ルネッサンス
東京都杉並区高円寺南2-48-11 堀萬ビルB1F
12:00〜21:30(月・火曜日定休/祝日の場合は営業)


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