- 2014年02月03日12:00
【画像あり】完全に干上がってる!「かいぼり」水質改善計画中の井の頭恩賜公園・井の頭池見て来たから写真貼る
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吉祥寺・井の頭公園の井の頭池。
水質改善のための大掛かりな計画「かいぼり」が行われていることはTV・メディアで大々的に報道されていたと思います。
特に池の底から250台にものぼる自転車等不法投棄物が引き上げられ、山と積まれた泥だらけの自転車というショッキングな映像・写真を見た方も多いはず。
■池の底には自転車250台 井の頭池「かいぼり」でまさか…|東京新聞
ちなみにこの「かいぼり」、特にこの池が干上がってる様子は計画のうちの第4段階「天日干し」。
2月いっぱいはこのような光景が見られるようです。
この日は日曜日。普段ならば多くのボートが水面に浮かんでいる様子が見られますが、水がないので当然ボートは稼働していません。
スワンボートも寂しそうに寄り添っているように見えます。
七井橋の下の岩場が見えるようになっています。
このこれまで例のない池の事態を見ようと、逆に普段よりも観光客が多かった気もします。
干潟みたいになってる。
七井橋から新宿――下流方向を見た様子。
それでも少しは水が流れているようで、干潟の真ん中に小さな流れが出来ています。
こちらは七井橋から三鷹方向――水源を見る方向。
多くの粗大ごみがさらわれた井の頭池ですが、
まだまだ細かいゴミは見えていますね。写真では小さくなっていますが、七井橋から直下を覗くと、靴や昔のペプシコーラ瓶が見えました。
井の頭池に隣接する「弁天池」は水をたたえています。
今回の「かいぼり」の目的は池の水質改善にありますが、同時に池に生息する外来魚を駆除するという目的もあります。
井の頭池から捕獲された多くの生き物は、保護対象の在来種と駆除対象の外来種に分別され、そうして保護された在来種が、
こちらの弁天池に放流されているというわけです。
とはいえ、弁天池も井の頭池に隣接する水源のひとつ。
このように堰を厳重に閉じられ、水が井の頭池に流れ込まないようにされています。
写真奥に見えるが、干潟状態の井の頭池、そして留め置かれている手こぎボート。
池の深さがなんとなくわかりますね。
さて、吉祥寺駅方面から七井橋に入り、渡り切りました。
三鷹方面に池をぐるっと回りましょう。
すると池の西側に、
「御茶の水」があります。これが井の頭池、ひいては東京湾へと流れて行く神田川の源流のひとつ。
湧水のはずですが、なんらかの方法で止められているのでしょうか。
この「お茶の水」の橋には、今回の「かいぼり」を始めとした、井の頭池水質改善計画のプランが説明されています。
「よみがえれ!!井の頭池!」
正直、井の頭公園の池とは、長年ずっと淀んだ池だと思ってましたが……
「かつては池の中に水泳場もありました」
ってマジかー。
それどころか明治時代においては飲料水でもあったらしいです。
そりゃ現代になって汚くなり過ぎてたんだな。
「お茶の水」の橋から池を望んでみたところ。
奥に人が多く渡っている七井橋が見えます。
今回の「かいぼり」、滞り無く事が運びこの角度の眺めから美しい池・水が戻るのであれば期待したい。
さて、もうちょっと池の周囲を回ってみましょうか。
七井橋のたもと、屋外ステージ前です。
ここには今回の「かいぼり」に関するお知らせが出ていると共に、かいぼりボランティアの前線基地でもありました。
先ほどのこの「速報!池で捕れた生きもの」も、ここに貼り出されいたもの。
改めてグラフを見ると、保護対象はたった3割。
ブラックバスは駆除対象として当然かと思いますが、意外なことに駆除対象魚に
- コイ(観賞用の色ゴイ)
- ギギ(西日本産の魚)
今まで七井橋から見えていた鮮やかななコイ、あれ外来種というか、誰かがいらなくなった鑑賞ゴイをぶち込んだってことになるのか……。
(黒い「黒ゴイ」が今回の保護対象の在来種)
あとブラックバスなどの外国産の魚ばかりが外来種となるのかと思っていたら、西日本産の魚も外来種と分類されるんですね。考えてみれば当たり前か。淡水魚が国内を旅してやって来るわけないですしねw
そして実際にミシシッピアカミミガメ、クサガメが生きたまま展示されていました。
当然ミシシッピアカミミガメが外来種(駆除対象)です。
下流へ向かいます。
「井の頭池」の水は小さな「ひょうたん池」を経由し、「神田川」となります。
その「井の頭池」と「ひょうたん池」のちょうど間。
山と積まれた自転車は見られませんでしたが、ここにぽつんと……
自転車だ。
後から発見されたんでしょうか。
チェーン鍵付きです。酔っ払いに投げ込まれたんでしょうかね……。
ちなみにこの辺りの写真に写っているパイプの中には、水が流れています。
おそらく弁天池や、もしかしたら「お茶の水」等の井の頭池の湧水がこのパイプでまとめられ、下流へと流されているのかもしれません。
池は干上がっていますが、このとおりパイプで流された水は岩場を走り、神田川。
いずれ隅田川に合流し東京湾へと流れていきます。
冒頭にも書きましたが、この「かいぼり」井の頭池水質改善計画は、とりあえず2月中は現状のような日干しのターン。
3月になると池に水が戻ります。
3月以降にボートに乗ると、キレイな水の上に浮かぶということになるんでしょうか。
楽しみですね。
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