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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 19:00

総本山が茨城県?謎の家系ラーメンチェーン「清六家」の”家系担々麺”がウマい

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見た目にも派手なラーメンとライス。
これは横浜家系ラーメンチェーン「清六家」の「家系担々麺」と、その名も「ドームライス」です。

横浜家系といえば、当然その名のとおり横浜発祥の「○○家」と屋号を持つラーメン店のこと。
豚骨醤油味がベースの濃厚な味には、それこそ家系(かけい)を辿って食べ歩きするようなマニアックなファンが多いもの。

ここ「清六家」にも店内に家系図が貼り出され系列店がわかるようになっているのですが、なぜかそのトップは茨城県つくば市の「清六家 総本山」と、はて、本当に横浜家系なのかな……と疑問を持ってしまうお店。
そして家系基本の「醤油豚骨ラーメン」を実際食べてみたところ、正直「?」となり、レビューを控えておりました。

が、このお店の近所に住む友人が、「(評価は)担々麺を食ってからにしろ」と怒るんですよw
そこまで言うなら……と再度訪れて食べてみたのが、冒頭写真の「家系担々麺」。

これが……うまかった!
私が訪れた場所は、中野区、西武新宿線・沼袋駅前の「清六家 沼袋店」。

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最初に食べた「醤油豚骨ラーメン」はこんな感じでした。
ロールチャーシュー、白ネギ、メンマ、ほうれん草、海苔、そしてうずらの玉子。
見た目こそ確かに横浜家系のラーメンでしたが、麺が平打ち太麺で、ペロペロッとした食感に違和感を持ったのが、正直なファーストインプレッション。

中野で家系を食べるなら中野駅南口の「武道家」がある以上、
また沼袋にはど濃ゆい豚骨ラーメンの名店「無鉄砲」がある以上、
再訪は無いかなというのが最初の評価でした。

ですがこのお店の近所(つまり沼袋)に住んでいる友人と沼袋で酒を飲む機会があった時、「清六家」の話になりました。
そこで彼が言うのですよ。

「家系担々麺食ってみろ。評価変わるぞ」

よし、じゃあこの後〆に食ってみようじゃないか。沼袋なんて中野の僻地(失礼)で、深夜1時まで営業してるし! と、酒場の後に行ってみたわけです。

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そしてこれが、「清六家 沼袋店」の「家系担々麺」。

確かに通常の豚骨醤油ラーメンとは違うキャッチーで派手な見た目です。
おや、これは確かに期待できる……。

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見るからに濃厚なスープには、ひき肉がたっぷり盛ってあります。
その周囲にはほうれん草が散らしてあり、ラー油の赤、ネギの白さとのコントラストも良いですね。

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胡麻ペーストが溶かされたクリーミーかつ濃厚な、豚骨ベースのスープ。
ラー油の旨味と辛味も合わせ技となり、「普通」以外の評価が出来なかった「醤油豚骨ラーメン」のスープに比べて、段違いに深みのある味になってます。

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これが「清六家」特製平打ち太麺。
スープの評価が「普通」なら、そのスープを纏って持ってくるこの麺も、別に「普通」だったわけです。
が、濃厚さと深みの増した「家系担々麺」スープがひき肉と共に口内に入って来ると、そのペロッとした食感がいい具合に弾けて、美味い。

なんだこれ、通常のラーメンと段違いじゃないか。

「な?」

と友人もニヤリ。

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そして「清六家」のもうひとつの名物。その名も「ドームライス」。
茶碗を上下に重ねたような、まさにドーム状にメシが盛られているのはかなり見た目に楽しい。w

これで100円です。安い。

このライス自体は、ちょっと柔らかめで個人的にはもっと固く炊いたほうがラーメンには合う気がするんですが……

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ま、どんなゴハンでもスープをひたした海苔を巻いて食えばいいんですよ。

うまいラーメンをおかずにメシを食う。
スープひたした海苔でメシを食う。
うまい。
おなかいっぱい。
超満足。

うん、清六家の「家系担々麺」は美味い。
豚骨醤油ラーメンしか食わないで再訪しないなんて言ってすみませんでした。

しかし逆を言うと、担々麺がこんなに美味いのに、普通のラーメンがほんとに「普通」というのは一体どういうわけか……?w

皆さんも飲食店の判断は一品で決めることなく、何度か訪れていろいろ試した上のほうがいいかもしれませんよ!


清六家 沼袋店
東京都中野区沼袋1-34-23
11:00〜翌1:00(無休)


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