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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 12:00

東中野B級グルメの雄!「大盛軒」の”鉄板麺”を食す!……ところでこの屋号「おおもりけん」?「たいせいけん」?

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これ、なんでしょう?

早速ですが正解は、東中野「大盛軒」の「鉄板麺」。

昨年末「ありえへん∞世界 知られざるB級グルメNo.1決定戦」というTV番組で、
首都圏各路線ごとにB級グルメを紹介していたのですが、総武線代表だったのがこちら「大盛軒」の「鉄板麺」。

「鉄板麺」という名前ですが、「麺」の部分はセットになった半ラーメンのこと。
写真に写っているのは文字で言えば「鉄板」に当たる「鉄板焼き」です。

そんな名前のちょっとした不思議さより、私はずっとこの店の屋号が気になっていました。

大盛軒」は「おおもりけん」なのか、「たいせいけん」なのか。
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これが東中野「大盛軒」です。

いや、答えを先に言ってしまえば、

正解は「おおもりけん」です。

ぐるなびでも食べログでも「オオモリケン」とルビが振ってありますし、
こちらのメニューにも「おおもりけん」とルビが振ってあるのを確認しました。

店員さんが電話に出て「オオモリケンです!」と言うのも聞きましたし、これは確実に「おおもりけん」で正解。

なのに、なぜ私は「たいせいけん」ではないのか? と言いがかりを付けるのかと言うと……


かつて、西武池袋線・江古田駅近くに「大盛軒」という中華料理屋がありました。
私が学生時代、だいぶお世話になった中華料理屋で、そこで食べていたのが、ここ東中野「大盛軒」の「鉄板麺」とまるで同じのメニュー、

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(写真は東中野 大盛軒の「鉄板麺」・2013年12月撮影)

じゅうじゅう焼きセット」でした。

テレビでご覧になった方はわかると思いますが、この鉄板焼き、もうもうと湯気を立て、ジュウジュウと音を立てながらお客の目の前に現れます。

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湯気で見えない鉄板焼き(同店、2012年10月撮影)

その擬音がメニューの名前になったのが、江古田 大盛軒の「じゅうじゅう焼きセット」だったのです。

同じ文字の屋号に、名前こそ違えど同じメニュー。
東中野店と江古田店はなんらかの関係があり、事実、

江古田店が閉店した折には、

「今後は東中野店をご利用ください」

とのアナウンスがありました。
そうです、江古田店は今や存在しないのです。

そして、私の学生時代から閉店するまで、江古田界隈の住人にとって、

「大盛軒」は「たいせいけん」と呼ばれていた

のです。

「たいせいけん閉店しちゃったなあ。じゅうじゅう焼き食いたいなあ。あ、東中野で今でも食えるんだっけ?」

と訪れたここ東中野の「大盛軒」で、

メニュー名が違う(「じゅうじゅう焼き」→「鉄板麺」)

店名が違う(「たいせいけん」→「おおもりけん」)

という大きな2つの事実に気付き、え、どういうこと!? と戸惑った記憶があります。

しかし、鉄板麺はまさしくじゅうじゅう焼きの味で、学生時代の懐かしの味が今でも食べられる――この事はほんとにありがたい。

テレビ効果か、これまで何度も懐かしの味を味わいに東中野に降り立っていますが、店先に行列が出来ていたのは初めて見ました。

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鉄板でじゅうじゅう焼かれる生キャベツと特製ダレで焼いた豚肉。
そこに自分で生玉子を割り入れ、かき混ぜて食べるスタイル。

それにすりきり一杯のどんぶりメシ。さらに半ラーメンが付いて、850円。

ライスが半分ほどに小さくなった「レディースセット」や、肉が豚肉から牛肉に変わった「牛鉄板麺」、そしてその名前の半分の意味がなくなる「半ラーメン無し」などバリエーションも豊富です。

TVで紹介されるのも納得のB級グルメ。ぜひ未食の方には体験していただきたいですね。


「おおもりけん」なのか「たいせいけん」なのか、それはまあ、謎のままでいいかな……w


大盛軒(おおもりけん)
東京都中野区東中野1−51−1
(11:00〜22:00)


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