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なたのらしのめになる(?)「世界の中野」からマンガ原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 12:00

【豆知識】ホッピーの正しい飲み方――横須賀の酒場に学ぶ【検証】

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先日横須賀に行って参りました。
その様子は以下の過去記事のほか、これからもいくつかアップして行きます。
記事下の【横須賀弾丸食い倒れツアー】タグからどうぞ。

ところで、あなたのいつも飲んでいるホッピーは

正しいホッピーですか?

ジョッキに氷を入れて、おかわり焼酎「中」を頼んでませんか?

それは本当は、間違ったホッピーなのです。

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ホッピーの正しい飲み方

ホッピーの正しい飲み方とは、ホッピーを販売するホッピービバレッジ公式サイトに紹介されている、三冷ホッピーのこと。
その作り方を転載します。(強調・筆者)

三冷(さんれい)
ホッピーのおいしい飲み方。ホッピー・焼酎・ジョッキの3つをよく冷やすこと。 昭和40年代後半ごろ発明されたと伝えられる。

① ホッピーと甲類焼酎(25°)をよく冷やし、ジョッキは冷凍庫で凍らせてください。
② 焼酎、ホッピーの順に注いでください。黄金比率は1:5。泡が立つように勢いよく注ぎ、かきまわさないのがコツ。アルコール約5%のホッピーになります。


※氷を入れると風味が損なわれます。くれぐれもご注意を!
でも、東京の安酒場では、ほとんどこの「三冷ホッピー」を見かけたことがありません。
ぬるいジョッキに氷を突っ込み、ホッピーひと瓶で「中」と呼ばれるおかわり焼酎を何杯注文出来るか。
その単位を「2ホッピー、3ホッピー」などと呼び、「中」の多さでその酒場をランク付けしたりします。

4ホッピーなんて行く酒場があったら、そこはもう完全に焼酎のホッピー割ではなく、ホッピーの焼酎割りです。
まあそれはそれで、安酒場を楽しむにはいい事で、実際私はそんな酒場を好き好んで訪れていますがw

三冷ホッピーを実践すれば、ホッピーは一回でだいたいひと瓶無くなってしまうので、「中」なんてお代わり焼酎は本来いらないわけなんですね。

横須賀スタイル――三冷ホッピー

で、横須賀です。
横須賀案内人によって案内された店を紹介しつつ、「横須賀のホッピー」を検証します。

「中央酒場」

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横須賀中央駅至近のこの酒場。その名もズバリ「中央酒場」。
朝10時からオープンし、開店と同時に席の8割が埋まり、閉店までずっとそんな調子で酒が酌み交わされる店らしいです。

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この時、昼の14時。既に席はほぼ満席。
店の内装も古き良き酒場の雰囲気。
これ、昼の14時ですよ?w

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いきなりホッピーセットを頼んでみました。
キンキンに冷えたジョッキに冷たく冷やされた焼酎、そして冷えたホッピー。
まさしく「三冷ホッピー」。
氷なんて入ってません。

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ここまでホッピーを注いで、「外」(お代わり焼酎・中に対してホッピーそのものを「外」と呼ぶ)が余っている。ちょっと正しいホッピーレシピとしては焼酎が多いようですw

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横須賀は軍港の街ですが、近場にはまぐろで有名な三崎港もあります。

案内人「海産物は総じて新鮮でうまくて、そして安いです」

本当にうまいです。

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げそ天は2人前でもらいました。くにくにとしていながらカンタンに噛み切れるゲソの旨味。

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手羽先。秋に名古屋を訪れてから、かなり個人的に好きなツマミになってます。

刺し身も、濃い味の揚げ物も、三冷ホッピーにバッチリ!
え、こんな時間から飲んでていいのかなぁ。

案内人「これが横須賀の文化ですよ! 漁港で働く漁師さん達が深夜から働き、朝に仕事から開放されて飲みに来る。そして昼から寝て、夜起きてまた仕事に……。かつて横須賀はそんな街でした」
――納得。
案内人「とはいえ住人も変わって来てますから、朝から営業している酒場はかなり減りましたよ。たしかここ中央酒場も今は10時開店ですが、昔はもっと早かったはず」


横須賀中央酒場
神奈川県横須賀市若松町2丁目7
10:00〜22:30(日祝定休)


「大衆酒場 天国(てんくに)」

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ここは夕方になってから訪れました。
「天国」と書いて「てんくに」。その文字の大きさが気になって、おそらく案内人がいなくてもつい吸い込まれてしまいそうな雰囲気があります。

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カウンターに座ると、目の前に大皿。
この感じ、たまらない。
写真では隠れてしまってますが、「じゃがバター」の札の向こうに「アメリカンドッグ」が積まれています。
え、それツマミ? と思いましたが、アメリカ海軍の街・横須賀。アメリカンドッグ。
なにも間違ってませんね。

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こちら「天国」のホッピーも三冷ホッピーだよ! やったー!!

実は外が暗くなってることでおわかりかと思いますが、ここに来るまでに何軒かハシゴしてます。
おつまみは2品ほどでカンベンしてくださいw

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タコブツ。

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手羽先。

おい、食ってるもんさっきとあんまり変わってないじゃないか!w

タコブツの新鮮さ、写真で充分伝わると思います。
手羽先はさっきの中央酒場の名古屋スタイルとは違い、唐揚げでした。
手羽先としてはかなり身の部分までざっくり含まれた大きなもので、かなり食べごたえがありましたね。

もちろん、三冷ホッピーに合います。
というか三冷ホッピーがうまいです。
「ホッピーください」と頼んで三冷ホッピーが自然に出てくる。こんなにうれしいことはありません。

大衆酒場 天国 横須賀中央店
神奈川県横須賀市若松町1丁目14
12:00〜23:00(月〜土)/13:00〜22:30(日)


「大衆酒場 太田屋」

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これは先日紹介した「うどん工房さぬき」の手前にあります。
つまり場所は駅の至近ながら、ちょっとここに酒場があるとは思えない不思議な路地の中にあります。

そしてここが我々が横須賀初探訪・さんざハシゴして最後に入った店で……
すいません、言い訳します。
もうこの時点でべろべろに酔い過ぎてて、私、この店に入った記憶がほとんどありません

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昼、「うどん工房さぬき」に来た時に撮っていた写真にも、まだ開いていない「太田屋」の看板とシャッターが写っています。

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写真が残っているということは、食べたんでしょうね……私。
この美味しそうなまぐろぶつを。

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たぶん食べたんです、これはネギトロかな。
奥に海苔が見えますね。
これ、海苔巻いて食べるのかな? 美味しそうだな。

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ああ、これはちょっと覚えてる。たぶんこれ「湯豆腐」。
湯だめの湯豆腐ではなく、湯から上げたあったかい豆腐に辛子が塗ってあります。
それにネギとおかかが乗っけて醤油をかけて……。
ああ、少し思い出した。
これ「横須賀湯豆腐」。

案内人「単純な湯豆腐を想像していたら、まったく別のものが出て来ますよ。一般に『横須賀湯豆腐』と呼ばれているローカルグルメですが、ここ『太田屋』が元祖です」

確かそんな文脈のことを案内人が言っていたような……。

この日さんざ飲んで食った胃に優しく入って行く豆腐。でも辛子の刺激がまたホッピーを誘って……

え? 三冷ホッピー?

写真に残ってないけど、確かここも三冷ホッピーでした。写真に残ってないけども。
確かに記憶は飛び飛びだけど、氷入りのホッピー見たことない。横須賀で。
じゃなきゃこんなに記憶失うほどべろべろになってない。

大衆居酒屋 太田屋
神奈川県横須賀市若松町1丁目7
16:30〜23:00(日祝定休)

終わりに

というわけで昼から夜までべろべろになるほど飲み、食いまくった横須賀ツアー。
少なくとも案内されたこの3軒は、安心の三冷ホッピーでした。

実際、他の店はどうなのか? と問われれば、横須賀初体験組が三冷ホッピーに喜ぶさまを、横須賀案内人がきょとーんと

ホッピーってこれ以外あるの?

という顔で見ていたことで、推して知るべし。

横須賀、ヤバいです。酒飲みの天国です。

住みたい。

他にも行った酒場はあるのですが、そこではホッピーではないものを頼みましたので、また次の機会に紹介します。
この記事を過去ログとして読んでいる方は、下記「横須賀」タグからどうぞ。