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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 19:00

下町の旅館が意外な客層に人気!?「アネックス勝太郎旅館」の、いたって普通のおもてなし

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台東区谷中商店街を抜けたところにあるこの建物。
「アネックス勝太郎旅館」というホテルなんですが、ここを通りかかって「見たことあるな?」と思ったんですよね。
気になって調べてみたら、やはり超有名旅館でした。

え?知らない?
ええ、本当に有名なんですよ、外国人旅行者に

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「アネックス勝太郎旅館」。純和風の名前ですが、看板はこのようにアルファベットと併記。

公式サイトを覗きに行ってみると、

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英語・フランス語・日本語対応のホームページ。
これは日本語表記バージョンのページですが、各トピックスは全て英語表記のままです。

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施設案内を見ても、どう見ても普通の純和風旅館。

ですが、旅行先や宿泊先の世界規模の口コミサイト「トリップアドバイザー」を見てみると……

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勝太郎旅館の口コミは、ほとんどが外国人による書き込み。
そしてその口コミに対するレスポンスも、勝太郎旅館のアカウントが、英語で丁寧に答えています。

トリップアドバイザーに掲載されている日本の旅館・ホテルのほとんどは、その口コミは日本人によるもが多いのですが、勝太郎旅館だけは世界各国のいろんな国籍の宿泊客によってその評価がされています。

中には日本語で書かれた、

「いい宿ですが、特別良くもない」

という正直な感想も(笑)。
しかしそれでも☆は4つ付けているのが、「ふつうの日本」を身を以て体感した旅行客のふつうの感想なのでしょう。

下町の普通の旅館、アネックス勝太郎旅館。
実際この旅館のことを私が知ったのも、テレビの報道や雑誌からの情報でした。
旅館業が右肩下がりの中、外国人旅行客に特化することでその業績を上げた旅館として何度もマスコミに取り上げられているようです。

その他アネックス勝太郎旅館を取材するブログ記事などもさまざまあり、
「(部屋の風呂が狭いので)近所の銭湯を紹介することもある」らしいですよ。
確かに「普通の日本」の姿として、谷中近隣の下町風景は、海外の観光客にはきっと興味深いスポットなのでしょう。

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「クール・ジャパン」なんてカッコつけた言葉で修飾するよりも、普通の東京の下町の風景。
それだけで観光資源になる。
そして実際勝太郎旅館は繁盛している。

実際谷中を散歩していて、リュックを背負った外国人を数人見かけました。
彼らもアネックス勝太郎旅館に泊まっている客だったのかもしれません。

もちろん日本人でも泊まれますので、もし東京で宿泊する機会があればここに泊まれば、ちょっとした文化交流を持てるかもしれませんね。

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ちなみにこんな近代的な三階建てのビルになる前のこの場所は、こんな様子だったようです。
さすがにこれを活かす建物……ということは出来なかったんでしょうね。


勝太郎旅館
http://www.katsutaro.com/indexj.html


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