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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 19:00

【豆知識】お蕎麦屋さんのメニューの謎「カレーライス」と「カレー丼」の違い

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立ち食いでもわりとまともなお蕎麦が食べられる時代。
それでも町のお蕎麦屋さんは健在。
昔ながらのメニューと値段に、ついついノスタルジックになってしまいますよね。

ところで一般に「蕎麦屋のカレー」と言われるメニューがあります。インド料理とも西洋カレーとも違う、純和風のカレー。
お蕎麦屋さんにはだいたい「蕎麦」を食いたくて入るので、個人的にはなかなか手を出すことのなかったメニューなんですが、今更気付きました。
お蕎麦屋さんには「カレーライス」と「カレー丼」というメニューが並んでいることに。
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この日は都内某所に出向き、お昼時を過ぎてしまって、なかなかゴハンにありつけなかった。
おなかもすいてどうしようもなく、でもゴハンものが食べたくて……
やっと見つけたお蕎麦屋さんに入って、丼ものの欄ばかり目が行ってたんですよね。
そしたら「カレーライス」と「カレー丼」。

とにかくおなかすいた。
カレーライスだったらゴハンを盛ってルーかけるだけだろと、すぐ食えると思ってカレーライスをオーダー。
それがこちらのカレーライスです。

びっくりしました。蕎麦屋さんのカレー、別に大鍋にカレーが煮込まれてるわけじゃなかった。

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具はバラ肉と玉ねぎのみ。
しかしこのバラ肉と玉ねぎ、オーダーを聞いた厨房のおやっさんが、まずこの肉と玉ねぎを炒めるところから始まりました。

え、これから作るの!?w


おなかがぐぅぐぅ鳴っていた私は、ちょっと困ったわけですが。

まあそうして私のために一食分作られた蕎麦屋のカレーライスは、玉ねぎの食感も残っている若いカレー。
どこか懐かしさのある、至って普通のカレーライス。
らっきょうと福神漬けも乗っていて、あまりの普通さにホッとしてしまいました。

さて、ところで気になる「カレーライス」と「カレー丼」の違い。
お金を支払いながら、店員さんに訊いてみました。

――カレーライスとカレー丼って何が違うんですか?

店員「カレーライスは普通のカレーだよ。肉と玉ねぎを具に、市販のルー溶かしただけ」

――(市販のルーだって言っちゃったよこの人www)はい。

店員「カレー丼はカレー南蛮の上にかかってるやつをゴハンにかけたようなもので、具は肉と白ネギ、出汁で伸ばしたカレーを水溶き片栗粉で固めたもんだよ」

――ああ、いわゆる「蕎麦屋のカレー」とされる出汁味のカレーって、カレー丼のほうなんですね。

店員「そうそう、意外にカレー丼のほうが好きだってお客さん多いから、ぜひ今度食べてみてよ」


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というわけで、地元に帰って来てさっそく町のお蕎麦屋さんにイン!

つまり別のお店なんだけど、ここでもやはりメニューには「カレーライス」と「カレー丼」がありました。

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確かに具は肉と白ネギ。
蕎麦の出汁の醤油味が隠し味以上に主張していて、
また片栗粉由来のぼってり感は、普通のカレーライスには無い食感。そしてアツアツ。

こちらの店でも、やはり注文を受けてから一杯分を作るスタイルで、肉やネギに煮込まれた熟れ感はないものの、正しい「蕎麦屋のカレー」を食べることが出来、満足です。

というかカレーなんてライス盛って鍋の中のカレーかけるだけだろなんて思っててすいませんでした。
そりゃアレだ、サッと食べて出る回転の良い立ち食いそば屋のイメージだった。

きちんと落ち着いて食べる、一食一食手作りのお蕎麦屋さんのカレー、「カレー丼」おいしいです。
汁がはねて汚れるからと、俺はカレーうどんすら食べる機会が少ないんだけど、今度はカレー南蛮食べてみようっと。


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