- 2014年01月09日12:00
飲み屋街にまさかのルール!京成立石「鳥房」のハードル高い”若鶏唐揚げ”がうますぎる
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鶏の半身唐揚げ。
これを見て高まる人もいるでしょう。が、これを
「一人1つオーダーすることが義務」
と聞いたらどうでしょう。
さらに高まりますよね!!w
ここは京成立石。都内屈指の飲み屋街。その駅近にある有名店「鳥房」です。

これが「鳥房」の店構え。商店街の正面にあるのは……
あれ? 肉屋……?
いえ、このお店の左側に回ってみましょう。

そう、この奥ののれんが居酒屋としての「鳥房」の入り口です。
入る前に、ちょっと待って!!
都内屈指の飲み屋街、店の数、そして安さで有名な立石。
(参考: 11月11日は「立ち呑みの日」!立ち呑み日ウィークイベントで京成立石に行ってハシゴして来た! )
ハシゴしてなんぼの街なのに、この「鳥房」入り口に注意書きがあります。
「酔った方の入店お断り」
これは立石に来たら、まず最初に来なければなりません。
そしておなかを空かせた状態で。
中に入ればこのお店の売りである「若鶏唐揚げ」(半身丸揚げ)を、
「一人1皿必ずオーダー」
しなければならないのです。
めんどくさい……と思った人は、まあそりゃしょうがないよなwと思いつつ、それでも客を惹きつけてやまない「鳥房」の若鶏唐揚げ。

中に入ったら、その味を求める客で店内満席。

この写真に写ってるみなさん、私のツレではありません。
旅館の大宴会かよ!? ってくらい隙間なく長く並べられたテーブルに、ほぼ相席状態で詰められる客。
完全に関係ない他のお客さんらと膝がぶつかるほどに窮屈です。
そんな状態で満席です。
ヤバい。
そして皆一様に「若鶏唐揚げ」(半身丸揚げ)を食べている。
その値段は時価で、サイズも大・小あるのですが、とりあえず小サイズを頼みつつ、他のつまみもオーダー。

これはお通しの「鶏皮生姜煮」。サッパリとした生姜の香りと皮の脂の甘味。これだけでビール一本空く勢い。

これは「ぽんずさし」。ポン酢醤油だけでなくネギや唐辛子などの薬味もいっぱいで、これまたビールに合うんですよ!
これらをつまみながら、ビールをくいくい傾けていると……

「若鶏唐揚げ」の登場です!!
うおー! 半身だー!まるごと揚がってるーーーー!
「唐揚げ」と名前はついていますが、見てのとおり素揚げ状態で衣はないです。
見事に毛をむしられた鶏の形を残していて、苦手な人が見ればちょっと生々しい?w
さて、これをどうやって食べるかと言いますと、「解体方法」があるんですよ。
その解体方法は、店のお姉さんが1グループにつき1回、実演しながら教えてくれます。
――お姉さん! 今日初めて来たんで、解体教えてください!
店員「しょうがないな。よく見ててよ!」
――はい!
するとお姉さんはすごい勢いで、ポキポキペキと若鶏の関節をキメるように鶏をねじり、切り、

ほんの2、3秒で解体完了。
――え、早すぎて見えなかったんですけど……
店員「がんばってねv」
――ちょまwwwwwwwww

えっと……
あの…………

もういいや、かぶりついとこ。
お姉さんの解体技は神技過ぎて、
まったく学ぶことが出来ませんでした!www

しかし気付けばこんな状態に。
サックサクの表面にふっくらとした肉。ほどよい味が染み込んでいる身は意外に軽い調子で食べ進めることが出来、
ああ、これは一人1皿ペロリだな。
と納得。
それでも一人1皿なんていったいどういうことだよ、おなかいっぱいになってハシゴ出来ないじゃないか! と怒る人もいると思います。でもこの「若鶏唐揚げ」、
お土産として持ち帰りが出来る
ので安心してくださいね。
それにしても狭くて窮屈な店内が演出するのか、
酒が進むいいツマミがあるからか、
それとも愛想がなくてぞんざいながらもどこか憎めない店員さん達のキャラクター性か、
お店はワイワイと楽しそうな雰囲気にあふれています。
そんな店内を眺めていると、
「酔ってない!」「酔ってる!」と押し問答のお客さんと店員さんのやりとりすら見えました。
うわ、扉の注意書き本当なんだなと、ちょっと苦笑いしたものの、だからと言って客はゴネるわけでもなく、どうにか「若鶏唐揚げ」を食べたくて酔ってるの誤魔化せるかなと挑戦してみた(けど失敗した)。テヘ! みたいな、トラブルでもなんでもない割とよくある風景という様子。

そこまでしても食べたい「鳥房」の「若鶏唐揚げ」。
小うるさいルールに眉をひそめない、むしろ楽しめる人には、ぜひ店や店員さんの雰囲気込みで丸ごとオススメしたい「味」ですよ。
鳥房
東京都葛飾区立石7丁目1−3
平日土曜日16:00〜21:00/日曜日15:00〜20:30(火曜定休)
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