- 2013年12月21日12:00
店員が変われば店も変わる!しかしそれでも拭えない場末感に安心「カッパ中野店」のモツ串
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「カッパ」という屋号のもつ焼き屋があります。
いや、けっこうよく聞く、被りやすい屋号ですが、私がここで紹介したいのは、
吉祥寺・荻窪・中野の系列3店舗展開しているもつ焼き屋さん。
吉祥寺店は丸井の前に、
荻窪店は荻窪駅北口東側・荻窪銀座街の中に、
そして中野店は中野ブロードウェイの並び・白線通り商店街にあります。
特に吉祥寺店・荻窪店は常連さんが多く、いつも満席。なかなか入ることが出来ません。
では、中野店は?
これが妙なことに、すごく空いてるんですよ。



トロ(直腸)、カシラ、ヒモ(大腸)。


マメ(腎臓)、軟骨。


ピーマン、レバー。
この数々の串は、すべて100円。
会計時に串の数を数えるだけの明朗会計。
系列だけあって、吉祥寺・荻窪と比べても引けを取らない……というか、仕入れは同じはずなので、味は変わらぬはず。
それでもなぜか空いている中野店。
実は今年の始めまで、バイトのお姉さんが店を切り盛りしてました。
まるで愛想なく、
カタコトで、
店内テレビを見ながら、
携帯をいじりながら、
焼いた串がウマイわけ…………あった!!!
高齢のため半引退状態にあった大将は仕込みだけをして、店の奥にこもりきり。
モノは壮絶にウマイのに、店員さんの態度がアレ過ぎて、そりゃ客もなかなか寄り付かないよな……とニヤニヤしていたのが私です。
ええ、俺は美味しいものを、並ばずに、窮屈せずにゆったりと食べられる「カッパ」中野店が好きだったんですよ。
殺伐とした店の雰囲気込みで。
そんな「カッパ」中野店。
実は2月から新しい焼き職人さんが入り、キリッと白い調理服と帽子を着込み、愛想もサービスも良く対応するようになりました。
殺伐とした雰囲気を作っていた女性バイトはいなくなってしまい、代わりに大将のお孫さん(美人)が入り、ニコニコ接客。
いつも空いてた中野店は、少しずつ混むようになって来たのです。
かと言って、昔の殺伐感というか、場末の酒場感はまだ残っています(オイ)。
メニューを見てください。

このメニューも、内装も、去年とも一昨年とも変わらないメニューです。
「ピーマ」「ウィスキ」「サイダ」という何とも気の抜けた文字が、まるで変わっていません。
これから多少混むようになっても、おいしいもつ焼きをいただく為に、私は通いますよ!

ちなみにこれは毎年正月(1月上旬)に「カッパ」に行くと貰える新年祝いの粗品。
小銭入れですが、私はこれをUSBコード入れとして使っています。
というか毎年必ずもらっています。
話しかけやすくなった女性店員さん(大将のお孫さん)にちょっと訊いてみました。
――来年も小銭入れ、出すんですか?
店員「もちろんですよ! じぃじが張り切ってデザインしてます!」
――え、デザインするんですか?w 確かに毎年違うなと思ってたけども。
店員「ええ、毎年違うし、吉祥寺・荻窪も違うの用意するんで、毎年3種類新しい小銭入れ作るんですよ」
――店によっても!?
(ふと小銭入れを見ると、そういえば「中野カッパ」と刻印されている!)
店員「ぜひコンプリートしてください!」
――はい(笑)しかし、ところで「じぃじ」って、もしかして大将のお孫さんなんですか?
店員「ええそうです。荻窪店のママの娘でもあるんですけれども」
――ああ、そうやってカッパ3店舗繋がってるんだw
とまあ、ちょこっと不思議に思ってた「カッパ」吉祥寺・荻窪・中野3店舗の関連性もわかったりして。
前のバイトの娘さん達だったら、こんな話出来なかったなあw
昔はほんと、入りづらい、しかし美味しい、けどやっぱり殺伐としてて、不思議とそれが居心地が良くて長居してしまう店だったんですけど、今はだいぶ店の雰囲気も明るくなりました。

この暖簾、ぜひくぐってみてくださいね!
カッパ中野店
東京都中野区中野5-55-16
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