- 2013年12月05日12:00
「厳島神社」「江島神社」を始めとした神社にしゃもじが奉納されたりお土産になっているのはなぜか?
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江ノ島の「江島神社」を訪れた際、こんな案内図がありました。
完全にシャモジ。
これはあくまで島内の案内図ですが、
実際江島神社には大きなシャモジが奉納されています。
神社にシャモジと言えば、広島の厳島神社の参道界隈で巨大なシャモジがお土産として売られていますよね。
先日も確か『モヤモヤさまぁ~ず2』で広島ロケをしていたさまぁ~ずの二人が、シャモジ屋さんで思い思いの文字を書いていました。
それにしても、神社とシャモジは何か関係があるのでしょうか。
(画像はぞえじいの福々巡りより転載)
これが江島神社に奉納されているしゃもじ。
弁財天と龍が描かれた対のしゃもじです。
(画像は(株)宮島工芸製作所公式サイトより転載)
そしてこれが厳島神社土産として売られている宮島の看板しゃもじ。
厳島神社は神社ですが(あたりまえか)、祀られている祭神は三柱。そのうちの1柱「市杵嶋姫命」は神仏習合時代に仏教の神「弁財天」と習合。厳島神社に隣接する「大願寺」において祀られ、厳島神社(大願寺)は「日本三大弁天」に数えられています。
そして江ノ島の「江島神社」もかつて神仏習合時代は弁才天を祀り、同じく「日本三大弁天」のひとつとされています。
「しゃもじ」が奉納されたり参道の土産物になったのには、その形が、弁財天が持っている楽器「琵琶」に似ているからなんだそうですよ。
ちなみに「日本三大弁天」の残るひとつ、滋賀の宝厳寺(こちらはまさしく寺)でもしゃもじが奉納されているようです。
神道と仏教とが交わり、現在でも「日本三大弁天」が神社や寺にまたがり、弁天様由来のしゃもじが奉納されたりお土産になっているというのは、やはり日本人の宗教に対するスタンスを考えるに、面白いことですよねえ。
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