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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 12:00

名古屋人のご家庭の味!魚肉ソーセージの出番無し!「Kウインナー」食べてみた

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大名古屋2013秋】シリーズを案内する東京在住名古屋人。彼は、

魚肉ソーセージなんて食ったことねーよと言います。

なにをぅ!?
日本人一億総中流のご家庭において豚肉を原料とするソーセージ類が高級過ぎて、その代用品としてオヤツに、食事に、そして酒のツマミに、魚肉ソーセージはメジャー級の食材のひとつじゃないですか!
それを「食べたことない」とは一体どういうわけか!?

「名古屋人のケージング詰め中流ソーセージと言えば魚肉じゃなくてコレだからな」
名古屋人はそう言って、名古屋土産としてこの商品を買うように強要しました。

『Kウインナー』。


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魚肉ソーセージと比べて、その細さは半分ほど。
10本で1パックのこのケーシング詰めウインナー。
そのスーパーでの実勢価格は300円しない程度。
確かに魚肉ソーセージとその市場や購入者、食べ方は変わらないようです。

オレンジ色のケーシングを破き、ピンクの身を出してそのまま食べてみました。
あ、これ、なんか記憶の端に引っかかる味……

「○○戦隊ソーセージの味だ!」

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材料を見ると、肉は肉でも「豚肉・マトン」を練ったソーセージ。
その程よい「やすい味」は、まさしく子どもの頃、おまけのシール欲しさにスーパーで親にねだった戦隊シリーズやアニメなどのタイアップソーセージのあの味。
これが日常的にご家庭のソーセージとして冷蔵庫に入っているなら、確かに魚肉ソーセージの出番はなさそうです。

ところで、「Kウインナー」の「K」とはなんぞや。

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答えは、製造者「鎌倉ハム」の「Kamakura」だと思われます。

ここでも疑問は湧くわけです。
名古屋文化圏でのみ人気のあるこのソーセージが、
なぜ「鎌倉」なのか。
鎌倉に「Kウインナー」は無いのか。
株式会社 鎌倉ハムの所在地は、なぜ愛知県なのか。


これもちょっと検索すれば理由はスッキリわかりました。

「株式会社 鎌倉ハム」は、創業1887年(明治20年)。
実に1世紀以上の歴史を持つ老舗ハムメーカーで、その名のとおり創業当時は鎌倉に拠点を持っていました。
大転換が訪れたのは、大正12年の関東大震災。
地震で工場に甚大な被害を受けた鎌倉ハムは、一念発起し、東海・名古屋の地に工場を構え、愛知県に根をおろしたというわけです。
そして昭和25年、豚肉とマトンを使用した「Kウインナー」が発売され、現在に至るという。

そんな歴史のあるKウインナー。
名古屋圏で放送されていたローカルTVCMがYouTubeに上がっていたので置いておきますね。



鎌倉ハム
http://www.kamakura-ham.co.jp/


【猪原賽】