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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 19:00

名古屋グルメ最大のライバル「風来坊」VS「世界の山ちゃん」手羽先食べ比べ!

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名古屋と言えば手羽先。
手羽先と言えば山ちゃん。

筆 者「山ちゃん行こうぜ!」
名古屋人「山ちゃんなんか東京にもあるだろうが!!!」


東京住まいの人間にとって、名古屋の手羽先と言えば「世界の山ちゃん」。
ですが周囲の名古屋出身者に聞くと「山ちゃん? 俺(私)は○○のほうが好きだなあ」
とほぼ100%返って来ます。
名古屋人は100%「世界の山ちゃん」をDISっているようにも見えますが、そんなに支持されていないなら、なぜ名古屋市内に30店舗以上も山ちゃんがあるんでしょうか。
不思議です。

それはそうと、名古屋人が「手羽先を食うなら断然こっちだ」と連れて来てくれたお店。
それが「風来坊」でした。


ちなみに「風来坊」も大手手羽先チェーン。
名古屋市内にこちらも30店舗以上あります。
(もっと言ってしまうと、品川・銀座と東京にも2店舗あります。)

名古屋人が言うには、
「名古屋手羽先は風来坊が元祖。山ちゃんは後発だ」

山ちゃんは都内にいくつもあり、筆者も何度も利用しています。胡椒由来のスパイシーさとタレの甘味がたまらんのですよね。
そんなに名古屋人が「山ちゃんなんか……w」というニュアンスでオススメする「風来坊」。
行ってみましたよ。

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これが風来坊のメニューの一部。
手羽先から揚げ(5本)が一人前。

名古屋人「まあ二人でならまず手羽先5人前がデフォルトだが、もうけっこう食ってるしな(※)」
筆 者「5人前!?」

(※この日4食目。)

とりあえず2人前から頼んでみました。

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手羽先が届くまでは、お通しのもずくで、ビールを乾杯!
「風来坊」ロゴ入りジョッキです。
半分も空けないうちに手羽先2人前、届きました!

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おお、これはうまそうな……。

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食べ方が写真入りで解説されていました。
山ちゃんの割り箸袋に書かれている食べ方に当たるのは【D】ですね。
いろいろ方法はあるようですが、結局この【D】が一番ラクです。

で、肝心の手羽先の味ですが、
山ちゃんと比べる形で申し訳ないですが、山ちゃんに比べて甘味が少なく、胡椒の味が立ってます。
その分、スパイシーでありながら、山ちゃんに比べて胡椒辛さそのものはやや控えめ。
鶏の味をより感じることが出来るとも言えるかも。

手羽先なので身そのものは少なめですが、皮のパリッとした食感がまたおいしくて、ビールがぐいぐい進みますわ!

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2人前あっという間に完食。

筆 者「店員さん! 手羽先2人前追加! あと唐揚げ! あと名古屋コーチン玉子焼きも!」
名古屋人「だろう?(※)」

(※二人でまず5人前は余裕であるという意味)

しかし残念ながら、名古屋コーチン玉子焼きは売り切れ。
追加の手羽先と唐揚げのみでガマン。
……というか、食い過ぎなんですよこの日。しかも時間は名古屋行の二日目22時。
これから深夜バスで東京に帰るというタイミング。トイレも自由に行けない格安高速バスなので、ビールをがぶがぶ、ごはんをモリモリしてたら、「と、トイレ休憩はまだか……」と深夜のバスの中で苦痛に悶えるに違いないのです。

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こちらは唐揚げ。
唐揚げといえば居酒屋の定番メニューですが、これはこれでまた個性的でおいしい。
サックリ薄い衣にも、ジューシーな肉にも充分に味が染み込んでおり、漏れた肉汁が油に焦げたのか、ところどころ黒くなっている部分がまた焦げ味のアクセントになっています。
これももう一皿……と行きたいところですが、この辺で自重したほうが良さそうです。
バスの時間が近づいて来ています。

後ろ髪引かれる思いで退店。
我々は名古屋をあとにしたのでした。
(名古屋記事はまだまだ続きます。)


さて、翌日。
名古屋人オススメの風来坊の味を体験した上で、
改めて山ちゃんに行くと、
名古屋人が山ちゃんDISる意味がわかるかな?
 と、

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世界の山ちゃん新宿靖国通り店に来てみました。

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今までしっかり読むことのなかった、メニューのウンチク欄にこんなことが書いてあります。

「今や名古屋名物とまで言われ手羽先の唐揚げは、今から47年程前にある飲食店が、当時は見向きもされなかった手羽先の山を見て仕入れ、新メニューとして考案したところ……」

どうやらこの「ある飲食店」が風来坊のことでしょう。
一方山ちゃんは「32年前」にオープン。
確かに後発は後発ですが、それでもけっこうなキャリアありますよ。

で、手羽先ですけども、

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(5人前)

手羽先の本当の先の部分まであるのが山ちゃんタイプ。
味を逆に風来坊に比べると、味はタレの甘味が強く、また胡椒辛さが強いですね。
でも、しっかり揚がった皮のパリパリ度は風来坊と同様で……

うまいよこれ。


単に甘さ辛さの度合いの好みの問題だと思いますね。

ですが、後発ゆえのアレンジメニューってのもあるんですよ。それが、

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これ。黒手羽先(ソース味)。

塩胡椒味ではない、液体ソースで味付けされたこの黒手羽先は、普通の手羽先に比べてべっちょべっちょ。
ただでさえ手羽先は手づかみで食って手が汚れるものなのに、黒手羽先は更に手を汚すメニュー。
ですがこれ、すごいうまい。
ソース味の酸味と甘味が駄菓子のソース味にも似て、妙にノスタルジーをそそります。
液体ソースで表面がべっしょべしょなのに、充分カラリと揚がっていて、噛むと中がサクサクなんですよ。
完全に駄菓子。

結論。

「風来坊」も「世界の山ちゃん」もうまい。


風来坊
http://www.furaibou.com/

世界の山ちゃん
http://www.yamachan.co.jp/



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