- 2013年10月08日12:00
ソフト化されていないもうひとつの『網走番外地』――他、貴重な幻映画を順次上映するラピュタ阿佐ヶ谷「蔵出し!日活レアもの祭」開催中
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「ラピュタ阿佐ヶ谷」という施設をご存知でしょうか?
ジブリ的な?
童話的な?
その言葉の響きだけならば、子どもが喜びそうな場所――のようにも聞こえますが、実はここ、子どもが来てまったくガッカリすること請け合いの、名画座映画館。
現在は「蔵出し!日活レアもの祭」を開催中です。
阿佐ヶ谷駅南口の飲み屋街の一角に、ひっそりと佇むここが「ラピュタ阿佐ヶ谷」。
日本映画黄金期。
数多く作られた映画の中には、現在「幻」になっている映画も少なくないです。
石原裕次郎、
小林旭、
宍戸錠、
吉永小百合、
浅丘ルリ子、
といった名優が出演しつつも、DVDソフト化されず、初公開以来なかなか人の目に触れられることのなかった幻の作品を、一挙にコレクション上映しよう、というのが、このラピュタ阿佐ヶ谷「蔵出し!日活レアもの祭」です。
ね? 子どもは喜べないでしょう?w
特に注目したいのは、10月16日~22日まで上映予定の、
『網走番外地』。
おや? そのタイトルは聞いたことあるぞ? という方、正解です。
高倉健主演、石井輝男監督作品として有名なコチラ。
同名タイトルの実録小説を原作にしつつ、大胆なアレンジが加えられており、任侠映画として大人気シリーズとなった「東映版」。
今回「ラピュタ阿佐ヶ谷」で上映になる『網走番外地』は、小高雄二・浅岡リル子主演による、同名原作を忠実に映画化した純愛映画で、「日活版」とも言われているもの。
(発表時期は「東映版」よりも6年先行。)
……浅岡リル子って誰だ?
(誤字りました、すいません。浅丘ルリ子です。)
同じ原作を扱いつつも、ヒロインを無くし、任侠映画として人気シリーズ化された「東映版」と、それよりも先んじて原作どおりに映画化した幻の「日活版」。
この見比べが出来るのも、今回の「蔵出し!日活レアもの祭」で「日活版」がお蔵出しになるからですよ。
こんな貴重な上映会、なかなか無いと思われます。
その他レア物日活映画が、11月23日まで、少しずつ入れ替えしつつ30本以上上映されます。
(9月から開催されているイベントなので、もう既に上映が終わっている作品もあります。)
その上映作品は、「ラピュタ阿佐ヶ谷」の公式サイトでご確認を。
名画座なので大人一本1,200円で観られますし、
シニア・学生1,000円、会員800円、3回券2,700円、毎週水曜は1,000円均一とオトクな値段設定になっています。
ぜひ阿佐ヶ谷の「ラピュタ阿佐ヶ谷」。足を運んでみてください。
ラピュタ阿佐ヶ谷
http://www.laputa-jp.com/