- 2013年10月13日12:00
磯の香り広がる妙味が意外とマッチ!創業100年の老舗・江ノ島「中村屋」の銘菓"海苔ようかん"
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江ノ島土産には、ぜひこれをオススメしたいです。
「海苔羊羹」。
江ノ島はふたつの山から出来ていますよね?
エスカーで頂上まで行き、サムエル・コッキング苑を越え、一旦山を下り、次の山に登ろうかというちょうど真ん中の商店街に、この羊羹を売っている店があります。

元祖、という文字さえ踊る「中村屋」。
写真の階段を上がると江の島シーキャンドルに向かう(つまり江ノ島の入り口へ戻る)方向。
ちなみにこの階段を上がったところに、
『孤独のグルメ』原作コミックの1エピソード、「神奈川県藤沢市江ノ島の江ノ島丼」の回で、ゴローちゃんが訪れた食堂もあります。
(サザエのつぼ焼きを頼み、江ノ島丼の具もサザエだったため「ダブっちゃったなあ」と困っていた回です。)
さて、それはそうと「中村屋」。
明治35年創業。
西暦で言うと1902年ですよ。軽く一世紀の歴史がある老舗。
観光地はどこも「元祖」「本家」などと看板を出し、「どこがホントの起源だよ!?」と突っ込みたくなることが多いですが、ここは確かに「元祖」としての歴史と風格を感じます。
元祖・海苔羊羹。
買ってみました。

こちらです。江の島名物「海苔羊羹」。
もちろん「中村屋」さんは海苔羊羹のほか、普通の羊羹やその他和菓子を販売していますが、ここまで来て「海苔羊羹」を買わずして何を買うというのか。

竹皮に包まれたその見た目、そしてお店の歴史。どんなレトロなパッケージがされているんだ!?
羊羹は昔はどんな包装されていたんだ!?
と気になってましたが、中を開けるとなんてことない、普通の羊羹と同じようにアルミパックされてました。
いや、長持ちしますし、竹皮だけでも充分レトロでいい感じのパッケージですけどねw

そしてこれが海苔羊羹です!
ひとくちサイズにスライスしてキレイに並べてみましたよ。
海苔羊羹。黒いかと思ったら白餡の羊羹でした。
考えてみれば、そりゃそうですよね。
あのシート状のいわゆる海苔を固めたわけじゃなし、
海苔の青みを活かすなら、白いボディに海苔を散らすほうが正解。
真っ黒の餡では、海苔も見えない。
しかし、それにしても……
海苔の香りが強い!

すごくなめらかで、気品すら感じるその断面。
均一に散った緑の海苔に、すごく丁寧な仕事を感じます。
そして何より、その海苔の香りの強さ。
ひとくち食べると……
――海苔だ。
これは海苔以外なにものでもない。と断言出来るほどの、磯の香りが口に広がります。
それでいて羊羹の控えめでスッキリした甘さと合っている。
これ、お茶にすごく合います!
江ノ島行ったら中村屋の海苔羊羹。
ぜひお買い求めください! 和菓子好きならハズれないと思います。
オススメです!
中村屋羊羹店
神奈川県藤沢市江ノ島2-5-25
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