- 2013年10月04日12:00
蕎麦って僻地のB級作物のくせに何で庶民のうどんに比べてお高くとまってんの?
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「うどん派VS蕎麦派」、あなたはどっち派!?
こんな時、蕎麦派がたいてい言われるのは、
「麦も育たない僻地でやっと栽培出来るのが蕎麦、そんなB級作物のくせにうどんに比べて高いわ、出てきたらコレっぽっちだわ!」と揶揄されることもしばしば。
でも、確かに蕎麦って何で高いんでしょう?
それは……
「蕎麦は店で挽くことから始まる」
「小麦と混ぜて細くても切れないように云々」
「うどんなんて粉買って来てさっそくコネられるじゃん」
その手間賃だ、なんて言い方もされますが、なにはともあれまずそもそもの「蕎麦粉の値段」が問題。
Amazonの値段で比べるも少々乱暴ですが、参考までに、
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その差1,000円。
実はそば粉に関しては、日本の消費量の7割が輸入に頼り、
その主な輸入元である中国が蕎麦に高い関税をかけているという事情もあります。
また、ロシアが中国から蕎麦を大量に買い付け、値段が高騰したとの話もあります。
世界で大量に売り買いされている小麦と、一部の限られた地域で売り買いされている蕎麦。
その値段がかなり差が出るのも需要と供給の観点から言えば当然でしょう。
蕎麦は高い。あたりまえ。
ですが、ちょっと待ってください。
スーパーで安売りされているうどんや蕎麦の乾麺。
うどんも蕎麦も同じ値段で売られてること、多いですよね。
「外で高い蕎麦食うなら立ち食い蕎麦で済ませるわ!」
「いや、それよりもっと安く済ますには自炊だ! スーパー行こう!」
「お、これ安いぞ!」
と乾蕎麦を手にとったら、ぜひ裏面の原材料名を見てみてください。

このどんな食品にも必ず表記されている「原材料名表示欄」。
この会社のこの蕎麦には他に、
「そば粉の配合割合:20%」
と残念で正直なことが書いてありますが、
そもそも
「小麦粉・そば粉・食塩」
と書いてあれば、この食品に使われている材料は
「小麦粉(が一番多く)・そば粉(が次に多く)・食塩(が一番少ない)」
と、原材料の量の多さ順・配合率順に並んでいるものなのです。
つまりこちらの製品の場合、「そば粉20%」と書いていなくても、
小麦が一番多く、蕎麦粉のほうが少ない割合で作られていることがわかるというわけです。
それにしても「20%」って数字もビックリしますね。
しかしこれならば、確かに乾麺として並んでいる「うどん」も「蕎麦」も、値段がそう変わらないのは当然かもしれません。
はたしてこの「20%そば粉入り」の麺を「蕎麦」と呼んでいいものかわかりませんが。
そしてこの商品の他に並ぶ乾麺のうち、100%そば粉を謳う商品や二八蕎麦を見ると、
やはりうどんに比べるとかなり割高になっているのがわかると思います。
ええ、私は蕎麦っぽいもの、蕎麦の香りが少しでもするこの小麦麺でいいんで、安い蕎麦(っぽいもの)を買って来ましたけどね。
また、蕎麦に限らず、
原材料表示は、原料量順に並んでいる
のはこの欄における表示義務となっていますので、買い物の際はちょっと気にすると良いかもしれません。
チョコレートなんかの原材料表示を見ると……

「原材料名:砂糖、カカオマス、全粉乳……」
そっか、この黒いカタマリを形づくるものの中で一番配合率が高いのは砂糖なんだ……
砂糖のカタマリなんだ……そうだよな……あたりまえだよな……
的に、ダイエットの為の自制にもなるかとw