- 2013年09月25日19:00
日本最大!ゆえに世界最大!しかしその大きさゆえに担げないという矛盾www富岡八幡宮の超巨大「大神輿」
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これは……すごい人出ですね。何のお祭でしょう。
ここは富岡八幡宮です。
その名も「深川祭」と呼ばれる毎年8月に行われる祭禮での一幕ですが、実はこの写真、1991年の祭禮の写真パネルを私が撮影したもの。
というのも、この写真に写っているお神輿がこの年この日にしか担がれていないという、貴重なワンシーンなんです。
さて、毎年行われているお祭りに、なぜこのお神輿が一度きりの登場だったのでしょうか。その答えは……
この神輿が、日本最大、ゆえに世界最大の豪華絢爛神輿だからです。
その高さ、4.4メートル。
重さ4.5トン。
随所に宝石が埋め込まれた宝の山。
その内訳は、ダイヤモンドは1カラットから7カラットまで20個以上。
ルビーに至っては2,010個(!)。
それだけでなく、純金は24キログラム使われています。
この大きさに1回担いで見て「ダメだ」と思ったのでしょう、この世界最大級の大神輿はこの神輿蔵の展示品となって公開されているだけです。
(1997年にこれよりひと回り小さな「二宮神輿」が作られ、以降深川祭ではそちらが担がれているそうです。)
わかりますかね? この大きさ。
サラリーマンが見上げている神輿が「二宮神輿」。
左側の壁に隠れているのが、さらにひと回り大きい大神輿です。
まあ実はこれを見に私、富岡八幡宮に来たわけじゃなく、
富岡八幡宮の境内にあるこの売店。
ここは「モヤモヤさまぁ~ず2」でさまぁ~ずの二人と大江麻理子アナウンサーが訪れ、下町名物「もんじゃまん」を食べ、ムムムと微妙な表情をした場所。
私もそのもんじゃまんを食べたい! とここまで来たのですが、
見てのとおりです。
季節は初秋。残暑が残りつつも、やっと涼しくなってきたかな? という9月中旬。
そりゃふかしまんじゅうよりアイスを売るわな、という季節です。
つまり、売ってなかった。
仕方ないので境内をウロっと散歩しました。
ここ富岡八幡宮は実は「相撲の発祥地」でもあります。
この境内で本場所が行われた歴史もあるそうです。
そのため、境内には……
「大関力士碑」「巨人力士身長碑」、
「横綱力士碑」などが鎮座。
「超五十連勝力士碑」には、文字通り50連勝以上した力士の名前が刻まれています。
一番最近の連勝記録は、千代の富士の名が刻まれています。
おや、とお思いの方いますよね?
横綱白鵬の打ち立てた63連勝。それはどうした? と。
この「超五十連勝力士碑」に名前が刻まれるのは、当該力士が引退してからのこと。
白鵬がこれから64連勝以上を記録すれば、その数字が刻み込まれる為、まだ「白鵬」の名はここに刻まれていないのです。
まだ名前が刻まれていないスペースはあと5面。この碑に力士の名前が埋まるのは当分先かもしれません。
他にも境内には伊能忠敬像があります。
「これは伊能忠敬が当地に居住し、日本地図作成の為に日本各地へ測量へ行く前に、必ず富岡八幡宮にお参りしていたという故事から建立されたものだニャー」
と、この猫に説明を受けたわけではないのですが、
このように日本の歴史や記録に触れられる富岡八幡宮境内。
広く、ベンチもあり、ゆっくりもんじゃまん、食べたかったなあ。
富岡八幡宮
東京都江東区富岡1-20-3
【猪原 賽】