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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 20:00

今の形とちょっと違う…?再現された”明治時代のどら焼き”がすごい

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どら焼きです。
これ、ただのどら焼きではありません。

明治時代に生まれたどら焼きを再現したという、現代ではなかなか見られない形のどら焼きなんです。
でも一見、普通のどら焼きと変わりませんよね。
どこらへんが「明治時代のどら焼き」なのか、袋を開けて見てみましょう。
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まずお店の紹介をしておきましょう。
ここは門前仲町・深川不動尊の参道です。
梅花亭 深川不動尊仲見世店」。ここに明治時代のどら焼きが売っています。

お店の左手の窓に手書きのポスターがありますので、ちょっとこれを見てみてください。

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明治時代のどら焼きを復元させましてよりお陰様で広く皆様に親しんでいただき……

うむ、達筆で年季の入った看板ですね。
のれんをくぐると一間ほどの狭さ。
ガラスケース等ではなく、小さな卓にカゴに盛られて、いくつかの和菓子が置いてあります。
その中からどら焼きを1個取り出し、買ってみました。(1個210円)

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袋から出してみたところ。
ビニールの袋の下に見えていた焼き印かと思われた黒い影は、中に入っている粒あんが透けて見えている――つまり、皮がかなり薄い!?

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おっきくて薄い。
フチはぴっちり閉じて、中の餡が見えません。
この形が、明治時代に生まれたどら焼きの姿だそうです。

現在のどら焼きは、皮を2枚焼いて、餡を挟みますよね。
そしてここの「明治のどら焼き」は、皮に餡をのっけながら焼くのだそうで、結果的に2枚の皮挟み、ヘラで押し付けて焼くスタイル。

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その結果、こんなに薄くひらべったいのに、餡がギッシリ。薄皮たい焼きに近い見た目。
皮から餡が透けて見えるのは、そんなカラクリがあったわけですね。
蜂蜜の甘みのある皮。
粒餡の素朴な甘さ。

深川不動尊や富岡八幡宮へお参りの際はここに寄って、ちょっと一息食べ歩きに最適ですし、
「明治時代のどら焼き」というフレコミは、ご挨拶に持って行くお土産としてもちょっと気が利いて良さげです。


梅花亭 深川不動尊仲見世店
東京都江東区富岡1-13-10


【猪原 賽】