- 2013年09月18日12:00
ジョン・レノンがアイしたアイス! 軽井沢「ミカドコーヒー」のモカソフトを味わえる東京の穴場カフェ
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やや主張の激しいテーブルの上に、ひんやりと美味しそうなソフトクリーム。
わずかに茶色のその色合いは店内の照明のせいではありません。
これは「軽井沢名物 モカソフト」。
コーヒーフレーバーのソフトクリームです。
軽井沢のモカソフトと言えば、ジョン・レノンとオノ・ヨーコも度々珈琲豆を買いに来たという軽井沢の老舗喫茶店「ミカドコーヒー」のモカソフト。
現地では行列さえ出来るというその味を、ゆっくり味わえる喫茶店が東京にあります。
それは……
ひっそりとした商店街に埋もれるような佇まいの、こちら「ミカドコーヒー 中野沼袋店」。
また中野か! と言われそうですが、はい、中野ですよ。
ですが、おかしいのです。
ミカドコーヒーは軽井沢に5店舗、東京に2店舗、そして鎌倉に1店舗あるんですが、
なぜかここ「中野沼袋店」はその列に加わっていません。
公式サイトを覗くと、なぜか店舗情報にこの店は書かれていないのです。
ですが、確かに軽井沢名物モカソフトを出す「ミカドコーヒー」店。
メニューはこのとおり、純喫茶的な、昭和の匂いのするメニュー。
ですが特に特徴的なのはメニューの1/3を占めるサンドイッチのメニューでしょう。
「ポセイドン」「オアシス」「ミネソタ」など、個性的な名前のついたサンドイッチ達。
モカソフトはデザートとしてあとでいただくことにして、まずはお食事しましょうかね。
「ダンディ」をオーダー。
ダンディ。ダンディって……w
「ダンディ」の中身は、ハム・チーズ・野菜。
そして生の食パンではなく、トーストサンドでした。
それがいったいなんで「ダンディ」なのかは謎のままにしておいて、サクッとした表面に中はもっちりとしたトーストで挟まれた、冷たいハム・チーズ・野菜。
そのあたたかさと冷たさのコントラストが良い、私の好きなタイプのサンドイッチです。
もくもくと一気に食べてしまいましたね。
さて、そしてこれがその食後に頼んだモカソフトです。
チョコウエハースとチェリーがうれしい。
軽井沢のミカドコーヒーのモカソフトは食べたことはないのですが、ふんわりとしたコーヒーの香りがありつつ、ミルクの甘みとスムーズな食感。
こりゃ美味い。
試しに「軽井沢 モカソフト」でググると、その味を絶賛する声が多数。
軽井沢の店舗では夏期は一階フロアを撤去して、モカソフトを買い求める客の行列を収容するほどだそうで。
かなり初期から軽井沢の名店の味、軽井沢の味として認知され、ガイドブックには載らないことが無いとも。
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そんな味がこんな下町の商店街でひっそり食べられるというのは奇跡です。
なので、お会計の時訊いてみました。
――ここ、軽井沢のミカドコーヒーの支店ですよね?
マスター「ええ、直営じゃなくてフランチャイズですけども」
解決。
確かにミカドコーヒーの公式サイトでは、店舗の紹介は「直営店」のみになっています。
その佇まいからも、かなり古い時期からFC店としてひっそり営業しているのでしょう。
マスターの奥さんらしき方もカウンター裏から出て来て、
奥さん「(ミカドコーヒーのHPに案内されていなくても)縁のある方だけに来ていただければね」
と、控えめにおっしゃってました。
ミカドコーヒー 中野沼袋店
東京都中野区沼袋4丁目30-17
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【猪原 賽】