- 2013年09月15日12:00
悲報!B級グルメに紙一重ながらも絶品だった”〆鯖サンド”欠番!ながらも珠玉の貝メニュー尽くしで大満足「貝や しるひ」

ウニ、おいしいですよね!
今年、中野に”貝専門”のダイニングバーが出来たことを以前NewsACTではお伝えしました。
貝 専門のダイニングバー「しるひ」で絶品貝三昧!そしてシメには……〆鯖サンド(!?)
その時、メニューは95%貝料理だったにも関わらず、〆の一品として「〆鯖サンド」なるサンドイッチがあり、それが衝撃的に美味しかったんですよね。
ひさしぶりにここ「しるひ」を訪ね、メニューを見ると、「〆鯖サンド」が無くなってました……。
が、その代わりメニューに追加されてたのが、この「生ウニの青のりごはん」でした。
これが超うまい。

ちなみにこちらが欠番となってしまった〆鯖サンド。
〆鯖の旨みと、紅生姜の爽やかさが妙に食パンに合う一品だったんですが、無くなってしまったのは残念……。

さて、ですがここ「しるひ」。まずは貝を堪能することから始めましょう。
毎日書き換えるというこの壁の黒板メニュー表。いつ見てもカッチリした線で文字が書かれており、とても見やすいと共に、これはこれでなんか別のスキルをお持ちのようにも思えます(笑)。

そして黒板でも一番目立つ、「本日の牡蠣」から、生牡蠣をいただきます。
いやあ、生牡蠣、ブリッブリでうまい。
白ワインを合わせていただきましたが、何個も食べたい。
が、値段も少々張りますんでね、他の貝料理を楽しみたいと思います。

こちらも壁の黒板メニューから、「生ウニとホタテのタルタル」(700円)。
ホタテの甘さ、ウニの甘さ、そして生玉子の甘さ。ひとくちに「甘い」と言ってもその味が異なる3つの”生の食材”を混ぜていただく海鮮タルタルは、これで700円はかなりオトク!

「牡蠣のアヒージョ」。
アッツアツに熱せられた牡蠣のオリーブオイル煮。
アンチョビの香りもかぐわしく、添えられたバゲットにオイルをひたして食べると磯の香りがまた膨らみます。

バゲットは完全に足りませんので、追加で「イカ墨パン」いただきまーす。
くるみの入った黒いパンは、イカ墨の効果か、普通のバゲットに比べてしっとりめ。
このアヒージョとバゲットのセットは、「しるひ」では必ず頼むべき。
というのも、ここ「しるひ」は若いマスターとその(たぶん)奥さん、そして(おそらく)お二人のお母さんという3人体制でお店を切り盛りしています。
そしていつ行ってもほぼ満席の繁盛店。
自ずと料理の提供がゆっくりめになるんですが、出てくるもののクオリティを味わって、納得。
ええ、いくらでも待ちますから! とニコニコしてしまいますよ。
ですが、ワインだけちみちみいただくのも何ですから……
このアヒージョがゆっくり少しずつ、そして当然おいしくいただけるというわけです。
さて、続々行きましょう。


「アサリのクリームコロッケ」。


文字通りふわっふわに仕立てられたドレッシングが美味しい「スティック野菜のふわふわシーザーサラダ」(700円)。


殻ごといただける「ソフトシェルクラブのから揚げ」(750円)。バッツリ身が半分に!

「ムール貝のトマト煮込み」は、スープをぺろぺろと最後の一滴までいただきたい貝の旨みがたっぷりです。
ああ、だいぶいただきました。
ワインも4、5杯いただいてしまいました。
ここでお楽しみの「〆鯖サンド」と行きたいところですが……

もちろん冒頭に述べたように、「〆鯖サンド」は欠番に。
それはそれで残念だったのですが、代わりに投入されたものが、

この「生ウニの青のりごはん」(900円)だったのです。
あったかいごはんに、青のり、桜えび、万能ねぎ、そして生ウニが散らしてあり、これをよく混ぜていただきます。

ああ、こらあかん。
ごはんも出汁炊きごはんでしょうか。
ひとくち食べると口の中に薬味で立った海鮮の旨みが猛烈に広がります。
奥さんによると、
「メニューはちょこちょこ変えてます。定番として変わらないメニューもありますけど、また新しいものに変えたりするんで、楽しみにしていただけると」
だそうで、さて、この生ウニごはんもまた欠番になってしまうんでしょうか?
でも〆鯖サンドが無くなってもこれでまた満足してしまった以上……すんごい新メニューの登場としても期待したいところ!
中野の駅からやや離れていますが、それでも満席状態の続く中野の一点突破名店のひとつ。
ぜひここ「しるひ」の貝料理の数々、堪能してもらいたいですね!
貝や しるひ
東京都中野区新井1-2-11
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【猪原 賽】