- 2013年08月27日12:00
伊賀じゃないです、埼玉県北です。郷土菓子「いがまんじゅう」とは……!?
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「いがまんじゅう」ってご存知でしょうか。
いいえ、伊賀の饅頭、ではありません。
おみやげにいただいたこれ、埼玉県北(旧・川里村、加須市、羽生市)に伝わる郷土料理(菓子)。
いがまんじゅうの「いが」は、栗のイガのことらしいです。
一見おはぎのようにも見えますが、実はこれ……
割ってみれば、おはぎでないことがわかってもらえると思います。
2種類いただいた、「粒あんいがまんじゅう」と「栗入りいがまんじゅう」をそれぞれ切ってみました。
こちらが「粒あんいがまんじゅう」。
そしてこちらが「栗入りいがまんじゅう」。
おわかりでしょうか。
おはぎに見えないこともないですが、あんこに赤飯をかぶせてあるのではなく、
「饅頭に」赤飯をかぶせてあるんですよ。
薄皮饅頭の皮の部分、写真でわかってもらえると思います。
ただ、このいただきものの「いがまんじゅう」。ちょっとこれ、まだ落ち着いているというか、オシャレというか、「栗のイガ」感ないですよね。
そこでちょっと、羽生市のホームページで「いがまんじゅう」が紹介されていましたので、そちらを見てもらいましょう。
(羽生市公式サイトより)
これが羽生市の「いがまんじゅう」です。
ゴツゴツとした見た目、
厚い皮で、確かに中身が「饅頭」であることが一目瞭然ですね。
こちらのページの説明によると、
もち米が高価なため、ボリューム感を出そうと赤飯の中にまんじゅうを入れたのがはじまりとも、赤飯とまんじゅうをいっぺんに作って手間を省くという農家のお嫁さんの知恵から生まれたとも言われている。
「いがまんじゅう」の名は、赤飯で包まれた形が、栗のイガに似ているところから名付けられたのだとか…
ボリューム感を出そうとしたとか、手間を省こうとか、けっこうズボラな理由で生まれた郷土料理(菓子)のようです。
味はたぶん皆さんの想像通りです。
フォローじゃないですけど、おはぎが好きならハマる味です。
ケンミンSHOWでも取り上げられたこともあり、東北自動車道・羽生PAでも販売しているようですので、いちいち埼玉まで出かけてられるか! という方は、高速道路でお出かけの際、ついでに探してみてはいかがでしょう。