- 2013年08月12日19:00
閉ざされた夜の哲学堂公園に合法的に潜入!?「幽霊妖怪ばなし」を聴きに行った
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この幻想的な風景。いったいどこだと思います?
ココは東京・中野区の「哲学堂公園」。
普段は午後6時(冬は5時)には門が閉ざされてしまうこの公園。
私が訪れた8月11日と、月末の8月25日(日)に限っては、夜の哲学堂公園に入ることが出来ます。
それが哲学堂公園の夏恒例イベント「幽霊妖怪ばなし」。
哲学堂公園内の貴重な建物「宇宙館」。その中で怪談を聞く会が催されるのです。
まずは哲学堂公園についてお話しておきましょう。
哲学堂公園とは、もとはと言えば、東洋大学の創設者である井上円了博士が作った公園。
妖怪博士として、三井記念美術館で開催されている「大妖怪展」でもその人生や著作が展示されている井上円了。
彼の哲学観を元に作られたこの公園は、

ソクラテス、カント、孔子、釈迦の4人の聖人が祀られた「四聖堂」や、



寺の門であれば仁王像があるべき位置に、幽霊と天狗の像が安置されている「哲理門(通称・妖怪門)」、

聖徳太子、菅原道真、荘子、朱子、龍樹、迦毘羅の東洋六哲人の祀られている「六賢台」、

世にも珍しい形の、神、儒、仏の三道を象徴した「三学亭」、

黄帝、アクシャバーダ、ターレスの碑のある「三祖苑」等、不可思議でユニークな建物等が点在し、全てを巡れば、哲学についてひと通り学べる、学業の園です。
しかし、そこは妖怪博士の異名を持つ井上円了。
幽霊が出るとウワサの立った梅の木をこの公園に植樹したり、「哲学」の名ではカバーし切れない、怪異についてのテーマパークと言っていいかもしれません。
さて、前置きが長くなりました。

哲学堂公園の特殊な建物群のひとつである、「宇宙館」。
普段は閉ざされたこの建物の中で、
公園が閉園となった夕刻に、
怪談を聞こう……
というのが「幽霊妖怪ばなし」というイベント。
11日に開催された今年の第一回に行って来ました。

閉園となった6時過ぎ。
今回のイベントの参加者だけが、この門をくぐることが出来ます。

宇宙館へ続く道案内のごとく、灯籠が置かれています。
まだ陽が沈まないうちなので、あまり雰囲気はありませんが、イベントが終わり、帰る頃にはきっと……

普段は閉ざされている宇宙館が開いています。会場はここです。
もちろん冷房なんか用意されていません。
その代わり、うちわとよく冷えたお茶をいただきました。

外はまだ明るいですが、中は薄暗く、そしてステージのように用意されている畳には、聖徳太子像が祀られています。
昔の家屋で言えば土間にあたる場所に席が用意され、講師がこの畳の上から怪談を語る……という趣向。
6時半開演、語られる怪談は3つ。
明かりが消され、(電球ではありますが)行灯の灯だけとなった宇宙館の中で語られる怪談。
途中、演目の内容に合わせて「ガタッ」と音がしたり、火の玉が背後に映る演出などされ、雰囲気は充分。
1時間ほどの講演時間が過ぎると、辺りはもう真っ暗となっていました。

道案内の灯籠も、雰囲気出してますよね。
こんな真っ暗闇の哲学堂公園を歩くことなど、ほんとにこのイベント以外、ありえないのです。
冒頭や途中にも書きましたが、普段はこの公園、夕方6時には閉園し、それ以降中に入れないのですから。
通称・妖怪門の幽霊像と天狗像も、このイベント参加者にのみ見てもらおうと、薄明るくライトアップされたりもしていました。
今年の「幽霊妖怪ばなし」第2回目は、8月25日(日)を予定。
予約チケット制で、人数制限もあります。
公園事務所に行ってチケットを購入(1,000円)する必要がありますので、ご近所でない方にはちょっと手間がかかりますが、興味がある方は、第2回の空席状況を問い合わせてみてはどうでしょう?
哲学堂公園
東京都中野区松が丘1-34-28
03-3951-2515(公園事務所)
http://www.tetsugakudo.jp/
あ、そうそう。
ごぞんじでしょうか。
実は哲学堂公園は、都内でも屈指の心霊スポットのひとつでもあります。
キレイだなーと思って夜の哲学堂公園、写真に収めましたが……
もしかすると何か、写ってるかもしれません…………




