- 2013年08月12日07:00
まだまだ浴衣の季節。ついついやってしまう襟の「左前」は死者の象徴なので注意しましょう
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Googleで「浴衣 左前」で画像検索してみました。
出てくる出てくる、死人の皆さん。
花火、祭り……と夏のイベントがどんどん開催され、昼でも夕方でも浴衣の女性を見かける事が多いですよね。でも気になっちゃうんですよ。浴衣を着慣れていない女性の「左前」が。
あなたは一体何を言っているか、おわかりでしょうか?
このGoogle画像検索でも上位に出て来ている、芸能人・下田美咲さんのブログから説明しましょう。

(下田美咲オフィシャルブログから)
下田美咲さんは自ら気付いて、「やってしまった、、のテンション」と書いていますが、これ一体なにを「やってしまった」かと言うと、襟を見てください。
(あなたから見て)左側の襟が上になっていますよね。これが「左前」という身頃。
洋装……と書くと仰々しいですが、女性の普段着は、この「左前」が通常です。
が、和服・着物に限っては、
男女の別なく、
(あなたから見て)右側が前となる「右前」が正式な着方。
もちろん浴衣も着物の一種ですから、「左前」は間違った着方です。

同じく、下田美咲さんのブログから写真を拝借しますと、これが正しい浴衣の「右前」です。
(自画撮り写メなので、左右反転された結果、正しい着方に写っている状況。)
これは着物のマナーとしても基本であり、しかも単純に「左前」の着方は「間違っている」と笑われるだけでなく、縁起的にも忌み嫌われる着方。
なぜかと言うと、
死装束が左前なんです。
着物を左前に着るのは死者だけなのです。
ですから、冒頭に私は、

「死人の皆さん」と書いたのです。
(※右前・左前を説明する画像がヒットしているので、正しく着ている方の写真もあります。)
街を歩く浴衣の女性を見れば、必ず死者が数人います。
いくらゾンビ映画が流行っているからって、そんなコスプレすることないです。
特に縁起担ぎに気を使うような年配の方にこの恥ずかしい「左前」の着方を見られると、笑われるどころかヒソヒソと後ろ指差されたり、かなり厳しい口調で注意されるかもしれません。
これからもまだまだ盆踊りや納涼祭り、浴衣を着る機会は多いと思います。
注意しましょう。