- 2013年08月05日22:00
室内すべてが凧尽くし!たいめいけん上のミニ博物館「凧の博物館」が興味深い
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創業昭和6年。オムライスと言えば……の代表的洋食店「たいめいけん」。
さて、ではそんなレトロで絶品なオムライスをいただきましょう!
ということはなく、わたくし、このビル5階にある珍ミニ博物館「凧の博物館」の見学にやって参りました。
ほら、たいめいけんの入り口に、そっと掲げてある「凧の博物館」の看板。
歴史ある洋食店のビルの雰囲気にマッチして、逆に目立たなくなってますね(笑)。
ビルに入り、エレベーターで5階へ。
「ポチッとな」とどこかのタイムボカンシリーズの悪役が言いそうな、こちらもレトロなエレベーターですね。
5階は全フロアが「凧の博物館」になっており、入館料は200円となっています。
いや、ビックリしましたね。
壁、から天井までを埋め尽くす、古今東西の凧、凧、凧、凧!
視界に凧が目に入らないことはないくらい、きらびやかな空間になっています。
空に飛んだ時、目立つように……と派手な錦絵がデザインされた和凧が中心なので、それはもうカラフルです。
おや、奥に誰かいますね。
この一角は、既にお亡くなりになられている江戸凧絵師、故・橋本禎造さんの仕事場を再現したスペース。
道具から何から、彼が使っていた本物です。
こうした江戸凧の展示を中心に、中国、マレーシア、そしてアジアに限らずヨーロッパの凧まで、
悪く言えば雑然と、
よく言えば宝石箱のように凧が展示されており、
「お、こんなところにこんな凧が」と発見する楽しみも。
特にコレ、ご存知の方は「これもあるのかよwww」と笑うと思いますね。
「青雲凧」。
これです、これ。
こんなCMの小道具の凧まであるとは……
で、なんでこんな凧が勢揃いしているミニ博物館がたいめいけんの上にあるかと言うと、
この銅像が答えです。
え、「誰」って?
昭和6年創業「たいめいけん」の初代、つまり創業者の「茂出木心護」像なんですよ。この銅像。
この茂出木心護氏は、料理人としての顔以外に「凧揚げ」マニアだったそうで。
この説明によると、フランス・エッフェル塔で凧を揚げたこともあるくらい、凧が大好き。
「日本凧の会」を結成し、「凧の博物館」を創立し……
今、都心ではほとんど見かけられなくなった凧揚げの文化を、どうにか現代に、未来に遺そうと活動したんだそうです。
確かに凧揚げ、最後にしたの、いつだったかな……
日本人には、ノスタルジックに浸れる場所。
そして伝統的錦絵の江戸凧が多いだけに、外国人の日本観光スポットとしても穴場的人気があるようです。
夏休みのちょっとした観光に、自由研究に。
かなり興味深い珍博物館だと思いますね。
皆さんもいかがでしょうか?
凧の博物館
東京都中央区日本橋1-12-10 たいめいけんビル 5F
http://www.taimeiken.co.jp/tako/index_t.htm