- 2013年07月02日23:00
沖縄・琉球王国の最高聖地――世界遺産「斎場御嶽」行って来た
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沖縄に行き、久高島に行くのであれば、セットで行っておきたい場所があります。
それが世界遺産・斎場御嶽(せーふぁうたき)。
久高島が神の降り立った最初の島・聖地ならば、斎場御嶽はその久高島を望み、拝礼を行う、琉球王国最高の聖所。
交通機関を使って行くのであれば、久高島同様、
那覇バスターミナル10番乗り場の、東陽バス【38】志喜屋線に乗車。
「斎場御嶽入り口」バス停にて下車。
(久高島に向かう為のフェリー乗り場最寄りである「あざまサンサンビーチ前」バス停からさらに下ること3区間。那覇バスターミナルからは830円。)

ここから斎場御嶽へ向かいます。バス停から徒歩5分ほど。

坂を登っていくと、ここが入り口。
「緑の館 セーファ」という施設があり、ここの入館料(200円)を支払うことで、斎場御嶽へ行くことが出来ます。

チケットとリーフレット。
「緑の館 セーファ」では、ちょっとした斎場御嶽の歴史や、発掘された展示物を見ることが出来ます。

これが展示物のひとつ、斎場御嶽で発掘された器や古銭。
国立博物館の特別展「大神社展」でも展示されていました。
さて、「緑の館 セーファ」を出て、斎場御嶽に向かいます。

「世界遺産・琉球王国のグスク及び関連遺産群」
とありますが、それはここ斎場御嶽単体ではなく、首里城等も含めた一連の史跡が世界遺産となっているということ。
とはいえ、歴史的に価値のある史跡であり、訪れる見学者は多かったですね。


【御門口】(うじょうぐち)
神社の拝殿の当たる場所。

ここから久高島を望むことが出来ます。

石畳を上がって行くと……


【大庫理】(ウフグーイ)
最初の拝所。大広間、一番座という意味。

祈りを捧げる舞台のような場(ウナー)がありますが、見学者はここに乗ってはいけません。

大庫理のある岩山をぐるりと廻ると……


【寄満】(ゆいんち)
その名前は、首里城内で王のための食事を作る「厨房」の意味。
斎場御嶽においてここが「厨房」とは思えないのですが、それもそのはず。
実は斎場御嶽にあるこれらの拝所は、首里城とリンクしており、首里城内にある施設と同じ名前が付いているのです。


ここも拝所のため、見学者は立ち入ることは出来ませんが、
ふと見るとヤドカリ(?)が。
先へ進みます。

【シキヨダユルアマガヌビー、アマダユルアシカヌビー】
ツボが置いてあり、それぞれに水がたまっています。
この水は聖水とされ、絶対に手に触れないよう注意書きがされています。
この水はどうやってたまっているのかと言うと、

このようになっており、

せり出した岩から伸びた鍾乳石らしきものから、水が垂れ、たまっているのです。
神秘的ですね。
このふたつの聖水のつぼからすぐ左手に……


【三庫理】(サングーイ)
斎場御嶽最深部の拝所です。
岩に挟まれ、三角形の空間が出来ているここは、斎場御嶽といえばここの写真が使われることが多い場所。

実際、ここまで見事に大きな三角の空間が形作られていると、特に神秘を感じずにはいられません。
この突き当りが拝所になるわけですが、突き当りにいる他の見学者の姿を見れば、ここの大きさがわかると思います。

奥に進むと……
最奥の拝所から、見学者が左側を見てますね。

左を見ていた見学者と同じ場所から、同じ方向を見てみると、こんな様子が見ることが出来ます。

木々の奥に見える、久高島。
皆、ここから”神の島”を望んでいたのです。

これは、突きあたりの拝所から、逆に見てみたところ。
見事に三角です。
斎場御嶽の見学はここまでです。
最後に、バスでここまで行こうと考えている方用に、
斎場御嶽入り口バス停の、那覇バスターミナルへ帰る際の時刻表を貼っておきますね。

お昼前から急激に本数が少なくなるので、帰りの時間は気をつけてくださいね。
世界文化遺産 斎場御嶽|南城市公式Webサイト(観光)
http://www.city.nanjo.okinawa.jp/tourism/2011/11/sefa.html
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