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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 22:00

無人の浜、海――突然”呼ばれた”気がしたので、沖縄の最も聖なる地「久高島」に行って来た【前編・行き方ガイド】

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沖縄本島東南端、海上約5km地点に浮かぶ周囲約8kmの小さな島「久高島」。
ここは琉球の創世神アマミキヨが天からこの島に降りてきて国づくりを始めたという、琉球神話の聖地です。

沖縄の歴史・文化における最も神聖な土地であるがゆえに、単純にパワースポットというのは憚れる、
一説には「軽い気持ちで観光するべき場所ではない」「呼ばれた者だけが訪れるべき」場所という話を聞きました。

たぶん、私は呼ばれました
私はブログのネタになるだろうという好奇心以上に、この島を訪れたい強い思いに駆られ、気がついたら沖縄行きの飛行機を予約していたんです。

これから2回に分けて、久高島で撮った写真を紹介したいと思います。
【前編】となる今回は、久高島までの行き方と、久高島サイクリングに出かけるまでを紹介したいと思います。
何せ急に呼ばれた(気がした)ので、何の準備もせず飛行機に文字通り飛び乗ったのです。
それに「安易な気持ちで観光すべき土地ではない」せいもあるのでしょうか、一応沖縄観光ガイドを買ってみましたが、行き方については詳細が書かれていません。

もし今回の写真レポートで久高島に呼ばれる方がいるのであれば、参考までに私の通ったルートを紹介しておこうと。

単純に書けば
沖縄本島南東部・知念岬・安座真港からフェリー(or 高速船)に乗る
わけですが、まず車の免許を持ってない私が、そこまでの交通手段を考えることなく沖縄に飛んだことでも、「呼ばれた」ということがわかってもらえると思います。
沖縄で観光するには、どう考えてもレンタカーが必要で、ガイドブックも半分近くがロードマップでしたし。


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スタート地点は、那覇バスターミナルです。
国際通りも近い、沖縄の各所へ向かうバスの始点。
数多くある路線・乗り場の中でも、

【38】志喜屋線

を利用します。バス会社は東陽バス、乗り場は10番乗り場
久高島の昼を存分に過ごすのであれば、午前8時7分のバスがオススメ。
料金は片道760円

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バスに揺られること約1時間。

あざまサンサンビーチ前」バス停で降りましょう。
海は目の前にありますので、まっすぐ海へ向かいます。
(海上の向こうに既に久高島が見えます。)

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途中にヤギさんがいたので、ちょっと戯れてみたり。

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ここが久高島への定期船乗り場、安座真港の切符売り場です。

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運行時刻表はこのとおり。(夏仕様)

那覇バースターミナルを8時7分に出ていれば、10時00分のフェリーに余裕で乗れるはずです。
フェリーだと料金は往復1,240円
高速船だと料金は往復1,410円

船ですから、運行は天候にもよります。
私の場合は運良く天候にも恵まれ、運行については心配することは無かったのですが、
もし心配であれば久高島フェリーの運行状況を知らせるTwitterアカウントがありますので、こちらをフォローしておくと良いでしょう。



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この写真が、フェリーの桟橋と、切符売り場(赤い屋根)です。

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ここから久高島へのフェリーは、
・フェリー
・高速船

の2艇が交互に運行されているのですが、この日はフェリーが定期メンテナンスの為、高速船のみの運行。
しかし一日6往復する時刻表は変わらず。
それもTwitterで確認済みでした。

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桟橋から高速船「ニューくだか号」に乗り込みます。

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エアコンの利いた船内は快適。
窓から久高島を望めます。

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乗船時間は20~30分ほど。

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久高島の南西部、徳仁港に着きました。

時間は既に10時30分。
さて、ここから久高島の散策となるわけですが、とりあえず腹ごしらえをしておくべきかと思います。
朝8時7分のバスに乗り、やっと到着した久高島。
遅めの朝ごはんで、昼の行動に備えましょう。

神の島、久高島とはいえ、完全に観光旅行者を排除しているわけではなく、島を回る観光用にレンタサイクルもありますし、
商店や、食堂、そして民宿もあります。

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この時間であれば、10時から開店している「食事処 けい」がオススメです。
港から坂を上がると、フェリーの券売所・待合室があり、その斜向かいに「けい」はあります。

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室内か、屋外にテーブルがあり、沖縄そばやゴーヤチャンプルー定食などがいただけます。

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ゴーヤチャンプルー定食。(600円)

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付け合せは沖縄そばでした。

お店はおばさん一人でやっているようで、気さくに声をかけてくれますし、
料理も美味しかったですね。
朝からゴーヤチャンプルーをいただいて、元気が出た気がします。

おばさんは「せっかくなんだから名物の『海ぶどう丼』食べればいいのに」とニコニコ笑っていましたが、ちょっとガッツリ行きたかったんで、ほんとすみません(笑)。

さて、腹ごしらえを済ませたら、港の周囲を見てみましょう。

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年季が入りつつも、どうも日本とは思えない色褪せ方をしている案内板。
関東住まいの人間には、沖縄の雰囲気は「異国情緒」とまで思われることがありますが、まさにその感じ。

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おそらく島で唯一の診療所。

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野良猫。

この徳仁港(フェリー券売所・待合室)周囲には、前述したようにレンタサイクル店がいくつかあります。
島をぐるっと一周回るには、絶対このレンタサイクルは必須かと。

また、島自体がかなり平坦で山はありませんし、2階建て以上の建物が少ないので、日差しはずっと浴びることになります。
帽子や日焼け止めの準備は忘れずに。

レンタサイクルは1時間300円、一日1,000円が相場のようです。

さて、今回の【前編】はここまで。

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次回【後編】では、自転車に乗って住宅部を抜け、

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無人の浜「ウパーマ」まで北上し、再び港に帰って来るまでの写真をガッツリ掲載したいと思います。

後編へ続く

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これ、久高島のフェリー待合室に置いてあったなあ。