- 2013年06月02日18:00
驚異の一点突破で50年!きんぴらしか売ってない!川越のきんぴら専門店「斎藤牛蒡店」
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川越の街を散策していると、こんなお店を発見。
きんぴらごぼう専門店「斎藤牛蒡店」。
きんぴらと言えば和食の惣菜として地味な存在ながら、惣菜店では欠かせない一品。
しかし、きんぴらしか置いてない、きんぴら専門店となると、なかなか見かけませんよね。
店頭にはこのように冷蔵庫が設置されており、客はここから取って、店内に入って支払いをするスタイル。
量によって200円、300円、500円……とラインナップされていますが、
調理してねえwww
いや、実はこの冷蔵庫の一番左に、
調理済みのきんぴら(200円)も置いてあります。
つまりこちら「斎藤牛蒡店」は、
きんぴらときんぴら材料専門店。
きんぴらを自宅で作る際に、ゴボウの泥を取って、洗って、
ニンジンと切りそろえて、
灰汁を抜いて……
という手間のかかるきんぴらの下準備。
その手間を省いてくれるのが、この材料パックなんです。
この材料でお宅の味で自由に味付けしてもいいし、
斎藤牛蒡店の調理済みきんぴらを買って、そのままいただいても良し。
冷蔵庫から取り出し、中に入って会計していると、店のおばさんが気さくに話しかけて来ます。
「今日は川越観光?」
――ええ。それでちょっとブラブラしてたらきんぴら専門って看板が気になって。
「きんぴらだけで50年やってんのよ」
――50年!? きんぴらだけで!?
「うん」
正直、メインストリートから離れた、抜け道と言っていい通り沿いにあり、そう立地が良いとは思えない場所です。
そんなところできんぴら一点突破で50年も続けるって、相当すごいな……。
近所のお宅の食卓にはもちろんのこと、近隣飲食店のメニューの付け合せ等に使われて来たりしたんでしょうか。
(アク抜き下準備が済んだ材料パックは、ごぼう天やその他煮物にも、飲食店が買っているとしたら手間いらずで便利かもしれませんね。)
自宅に持ち帰り、食べてみました。
ひとくち食べると、まず感じるのは素材そのもの、野菜の甘味。砂糖の甘味ではありません。
ああ、薄口だな、と思って咀嚼すると、不意にごま油の香りが立って口の中が香ばしくなり、
追って唐辛子の辛味がじわっと広がります。
味の三段攻撃。しかも主張し過ぎない優しさで。
これは食卓の名脇役になるきんぴらです!
川越観光の際は、ちょっと道を外れて、ぜひ「斎藤牛蒡店」の冷蔵庫、開けてみてください。
まさか近隣住民でもない限り、アク抜き等の下準備が面倒だから、とここまで材料を買いに来ることはないでしょうから(笑)、
この4つ並んだ冷蔵庫の、調理済みきんぴらが入っている一番左の冷蔵庫を開けてみてくださいね!
斎藤牛蒡店
埼玉県川越市中原町1-9-14
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