- 2013年05月05日23:00
「大神社展」のお土産がダジャレ商品「神社エール」で笑う。しかし展示品はガチ国宝ばっかでかなりすごい。
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東京国立博物館で開催中の「大神社展」。
駅等のポスターで「神社パワー全開!」なんてコピーを見て首をかしげた方も多いと思います。
厳かな展示のはずなのに、ちょっとくだけ過ぎてやしないかと。
それどころか、ミュージアムショップの目玉商品は「神社エール」。じんじゃーエール。ジンジャーエール。
ダジャレか!!
ですが展示されている品々は、まったくくだけた様子もなく、ガチの国宝が一堂に会するすんごい展覧会でした。
「大神社展」。「大」と付けるセンスからしてやや面白の雰囲気がありますが、正式には「国宝 大神社展」。
日本各地の神社から集まった展示品は、まさに国宝そのもの。
写真撮影なんか出来るわけないのですが、公式サイトからいくつかキャプチャして紹介しますね。
13世紀の宮廷女官が着用した装束「表着 白地小葵鳳凰模様二陪織物」。
これはガラスケースに収まり、模様を作っている糸の繊維そのものが見えるほど間近に展示されています。
9世紀も前の生地・服が、こんなに綺麗に遺っているものかと、つい感嘆のため息が出ます。
七支刀と、白糸妻取威鎧。
古墳時代の鉄剣「七支刀」は、西暦369年に百済から献上されたと読める文字が彫り込まれており、今のところ解読されている文字とその意味がパネルで展示されています。
その他、刀身が見事な鎌倉時代13世紀の無銘の太刀から、金色に輝く鞘の美しい南北朝時代の「金銀装鳥頸太刀」などの刀の数々、
新羅から渡ったとされる6、7世紀の「金銀指輪」などの装飾品、
沖縄のパワースポットとして有名な「斎場御嶽(せーふぁうたき)」から出土した勾玉や銭貨、
平安時代12世紀の神輿である「沃懸地螺鈿金銅装神輿」などなど……
どこを見ても国宝・重要文化財だらけ。
もちろんホンモノ。
何が違うってそこにあるだけでオーラが違う。
「神社パワー全開!」も伊達じゃない、ほんとにここまで集まった多くの国宝は確かに「パワー」と言って過言ではないオーラを放っています。
そんなオーラにパワーをもらって、意気揚々と会場を出て、ミュージアムショップに寄ったら……
これですよ。
「神社エール」ですよ。
脱力します(笑)。
買っちゃいます。
生姜が沈殿しているこの神社エール。ジンジャーエールとしてはけっこうなお値段するんですよ。
なのでもったいなくてまだ開けていません。
飲む時はまたレポートしましょうかね、「大神社展」が終わった頃にでも。
「大神社展」は上野・東京国立博物館 平成館にて、6月2日(日)まで開催中。
また来年1月15日~3月9日には福岡・九州国立博物館でも展示予定。
これは見逃せないイベントですよ、ほんとに。
それにしても今回の「神社エール」にせよ、
グレートジャーニーの「グレートジャーキー」にせよ、
なんですか、ダジャレお土産流行ってるんですかね。
国宝 大神社展
http://daijinja.jp/index.html
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