- 2013年04月27日12:00
埼玉県民には周知の食物?埼玉の謎の食べ物「ゼリーフライ」とはなんぞや?
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埼玉県行田市にこんなお店があります。
「行田名物 ゼリーフライの店 駒形屋」。
ゼリーフライ?
ゼリーの揚げ物? なんだそりゃ。
場所は、先日もリポートした「のぼうの城」の舞台となった忍城の城下と言ってもよいほど至近の場所。
買ってみました。
これがゼリーフライです!!
ひとつたったの60円!
ひとくちかじると……
うん?
ゼリー?
これ、すごく淡白なコロッケ的な……
それもそのはず、ゼリーフライの正体は、ゼリーでもなんでもなく、
いわばおからコロッケ。
材料はおからとジャガイモ、そしてつなぎに玉子、パン粉は付けずに油で揚げ、ソースをどっぷり浸けたものがその正体。
一体なんでそんなおからコロッケが、ゼリーフライなんて呼ばれているんでしょうか。
Wikipediaから引用します。
ゼリーフライの由来は、行田市持田にあった「一福茶屋」(現在は閉店)の主人が、日露戦争で中国東北地方に従軍した際、現地で食べられていた野菜まんじゅうを基にアレンジしたものと言われ、店売りされた詳細な年代は不明なものの、明治後期には既に確認されている。
名称の「ゼリー」はゼラチンで固めた菓子の「ゼリー」ではなく、形状や大きさが小判に近いことから「銭富来(ぜにふらい)」と呼ばれていたものが訛り、「ゼリーフライ」に変化したともされているが、行田周辺の産物が布であったことから「布来(ふらい)」の説もあり、定かとはなっていない。
つまり、なんでそんな名前か、歴史が意外と古過ぎてわからない。ということらしいです。
ちなみに同じく行田には「フライ」というローカルフードがありまして、
こちらも揚げ物的な意味のフライではなく、材料の少ない簡易的なお好み焼きとも言えるお手軽B級グルメ。
(名前の由来は「フライパンで焼くから」という説がありますが、現在は鉄板で焼かれる店が多いようです。)
「ゼリーフライ」は立ち食いファーストフード・おからコロッケ。
「フライ」は下町の駄菓子屋で食べるもんじゃのようなファーストフード・簡易お好み焼き。
同じ地域で似たような名前の、まったく文字からは想像のつかない、歴史のある郷土料理があるというのは面白いですね。
町おこしの取ってつけたB級グルメとは違って、まさにこういものこそ、ご当地B級グルメと言えるものなんだと思います。
駒形屋
埼玉県行田市天満8-21
行田市観光協会内
ゼリーフライ http://www.city.gyoda.lg.jp/15/04/12/gurume/zerifurai/index.html
フライ http://www.city.gyoda.lg.jp/15/04/12/gurume/furai/index.html
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