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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 12:00

ほうとう は山梨だけのものじゃない!?セブンイレブン「武州・煮ぼうとう」を食べてみた

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セブンイレブンのチルド麺のコーナーに「武州煮ぼうとう」というものがありました。
パッと見、山梨の煮込み幅広麺「ほうとう」かと思いますが、こちらは「武州煮ぼうとう」。
武州とは武蔵の国、つまり埼玉のことです。

はて、これは……
しかも埼玉は埼玉でも、

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深谷市イメージキャラクター「ふっかちゃん」が付されています。
つまり「煮ぼうとう」とは、深谷の郷土料理ということです。

これは昨今のB級グルメブームに乗った深谷の新しい料理ではなく、「煮ぼうとう」も確かに昔からあるこの地方の郷土料理。

名前も「煮ぼうとう」「煮ぼと」などの呼び方があり、深谷出身の歴史的な有名人・渋沢栄一も愛したと言われているくらいに、歴史のある料理なんです。


山梨県に限らず関東平野の山の際は、小麦の生産が盛んで、同様の幅広麺は各地方に散在。

例えば、山梨の「ほうとう」を筆頭に、

・埼玉 深谷「煮ぼうとう」
・群馬 「おっきりこみ」
・埼玉 秩父「ほうとう」
(まんまですね)

等、いわゆる「ほうとう文化圏」とも言える小麦の生産、消費地域が広がっており、似たような郷土料理が各地にあるというわけです。

さて、セブンイレブン「武州煮ぼうとう」。

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山梨の「ほうとう」に負けない、野菜豊富な煮込み麺ですが、大きな違いは、

・かぼちゃが入っていないこと
・醤油味


の2点。
その点だけで山梨「ほうとう」に親しんだ地元民やファンには軽くDISられそうな雰囲気がありますが、とろける麺とよく煮込まれた野菜の素朴な味は、どこか懐かしい味わいがあります。

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もちろん、麺は山梨「ほうとう」と同様に、幅広の太麺。
レンジアップ品ですから、グツグツ煮込んだ小麦のとろみ感はイマイチですが、
逆にレンジアップ麺だからこそ、コシの無いふにゃふにゃ感のある麺が、「煮ぼうとう」の本来の姿を彷彿させます。

濃い目の醤油が充分にしみた野菜(大根・ニンジン・ネギ)やコンニャク・油揚げと、このやや汁を吸った幅広フニャ麺をいっぺんに口に運ぶと、土の恵みを感じてホッコリとします。

具材豊富でボリュームもありますが、具材を数えればかなりヘルシーなメニューでしょう。
ただし、やや塩分が多めなので、汁は残し気味にすれば完璧。

深谷の煮ぼうとう、おいしいです!


セブンイレブン
http://www.sej.co.jp/

煮ぼうとう|深谷市観光協会
http://www.fukaya-ta.com/niboto/


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