- 2013年04月12日07:00
【豆知識】実は“2種類”存在する「サクマドロップス」、アイスにもなっててオドロキ!
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子どもの頃味わい、今でもスーパーなどの棚に並んでると「なつかしい」と思うお菓子と言えば?
そのランキングがあれば上位間違いなしの「サクマドロップス」。
実はアレ、違う会社が出している2つの「サクマドロップス」があるのをご存知でしょうか。
1つは、東京都目黒区「サクマ製菓」の「サクマドロップス」。
もう1つは、東京都豊島区「佐久間製菓」の「サクマ式ドロップス」。
元はといえば、明治に「佐久間惣次郎商店(のちに佐久間製菓株式會社)」が発売していた「サクマ式ドロップス」というのが本流であり、元祖なのですが、
太平洋戦争期に砂糖の供給が止まると、会社が廃業してしまいました。
戦後、「佐久間製菓株式會社」の番頭だった人物が興した会社が「佐久間製菓」。
また、「佐久間製菓株式會社」の社長だった人物の三男が興した会社が「サクマ製菓」。
両社共にドロップスを発売し、その商標に関しては当然裁判にも発展したわけですが、
結果的に現在は「サクマ式ドロップス」の「佐久間製菓」と、
「サクマドロップス」の「サクマ製菓」という住み分けをして、両者同じような飴を販売しています。
……という建前になっているものの、
あなたの記憶の中で「サクマドロップス」というとどっちのことかと問われれば、どっちも同じ、あるいは別に区別はしていなかった、というのが正直なところでしょう。
コチラがサクマ製菓の「サクマドロップス」です。
透明感のある飴のフレーバーは、
【 イチゴ・レモン・オレンジ・パイン・リンゴ・ハッカ・メロン・スモモ 】
コチラは佐久間製菓の「サクマ式ドロップス」。
やや白く粉を吹いている飴のフレーバーは、
【 イチゴ・レモン・オレンジ・パイン・リンゴ・ハッカ・ブドウ・チョコ 】
同じようで味の種類が少しだけ違ったんですね。
また、
よく見ると四角いデザインのものは、
「サクマ」「サクマ式」と文字が書いてあることもわかります。
缶自体も、並べて見てみれば大きさやデザインが違うこともわかりますね。
また、「火垂るの墓」コラボ・復刻デザインを覚えている方もいるでしょう。
こちらは「佐久間製菓」「サクマ式ドロップス」のほうでした。
「火垂るの墓」で小道具として使われたのが、戦前の「サクマ式ドロップス」の復刻である以上、これは「サクマドロップス」の「サクマ製菓」は太刀打ち出来ません。
なので、こんなことになっちゃいました!
「サクマドロップス アイス」。
アイスや冷凍食品を中心に開発・販売するフタバとのコラボ商品。
3月下旬から発売開始しているコチラは、正式に「サクマドロップス」とコラボ。
サクマドロップス自体の懐かしさと共に、「アイスキャンデー」という冷菓の懐かしさを感じられる商品となっています。
サクマドロップスの8種類のフレーバーの中から、
【 レモン・メロン・オレンジ・パイン・スモモ 】
の5種類がラインナップ。
ひとくちサイズのアイスは、それぞれのフレーバーの個性がありながらも素朴な味わい、最近の凝ったアイスと違い、ごくシンプルなまさに「アイスキャンデー」です。
ファミリーサイズでしか販売していないので、一人暮らしの方が個人的に買ってしばらく楽しんでも良いですし、
サクマドロップスを、アイスキャンデーを懐かしむお父さんお母さん、あるいはおじいちゃんおばあちゃんと、お子さんお孫さんみんなで楽しむのも良いかもしれません。
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