NewsACT

あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 07:00

【豆知識】実は“2種類”存在する「サクマドロップス」、アイスにもなっててオドロキ!

当ブログはアフィリエイト広告を利用しています

画像1

子どもの頃味わい、今でもスーパーなどの棚に並んでると「なつかしい」と思うお菓子と言えば?

そのランキングがあれば上位間違いなしの「サクマドロップス」。
実はアレ、違う会社が出している2つの「サクマドロップス」があるのをご存知でしょうか。
画像1

1つは、東京都目黒区「サクマ製菓」の「サクマドロップス」。

画像2

もう1つは、東京都豊島区「佐久間製菓」の「サクマドロップス」。

元はといえば、明治に「佐久間惣次郎商店(のちに佐久間製菓株式會社)」が発売していた「サクマ式ドロップス」というのが本流であり、元祖なのですが、
太平洋戦争期に砂糖の供給が止まると、会社が廃業してしまいました。

戦後、「佐久間製菓株式會社」の番頭だった人物が興した会社が「佐久間製菓」。
また、「佐久間製菓株式會社」の社長だった人物の三男が興した会社が「サクマ製菓」。

両社共にドロップスを発売し、その商標に関しては当然裁判にも発展したわけですが、
結果的に現在は「サクマドロップス」の「佐久間製菓」と、
「サクマドロップス」の「サクマ製菓」という住み分けをして、両者同じような飴を販売しています。

……という建前になっているものの、
あなたの記憶の中で「サクマドロップス」というとどっちのことかと問われれば、どっちも同じ、あるいは別に区別はしていなかった、というのが正直なところでしょう。

画像6

コチラがサクマ製菓の「サクマドロップス」です。
透明感のある飴のフレーバーは、

【 イチゴ・レモン・オレンジ・パイン・リンゴ・ハッカ・メロン・スモモ 】

画像7

コチラは佐久間製菓の「サクマ式ドロップス」。
やや白く粉を吹いている飴のフレーバーは、

【 イチゴ・レモン・オレンジ・パイン・リンゴ・ハッカ・ブドウチョコ 】

同じようで味の種類が少しだけ違ったんですね。

また、

画像5

よく見ると四角いデザインのものは、
「サクマ」「サクマ式」と文字が書いてあることもわかります。

画像1

画像2画像4

缶自体も、並べて見てみれば大きさやデザインが違うこともわかりますね。

佐久間 サクマ式ドロップスレトロ缶 115g×10個

また、「火垂るの墓」コラボ・復刻デザインを覚えている方もいるでしょう。
こちらは「佐久間製菓」「サクマ式ドロップス」のほうでした。

「火垂るの墓」で小道具として使われたのが、戦前の「サクマドロップス」の復刻である以上、これは「サクマドロップス」の「サクマ製菓」は太刀打ち出来ません。

画像1

なので、こんなことになっちゃいました!

「サクマドロップス アイス」。
アイスや冷凍食品を中心に開発・販売するフタバとのコラボ商品。
3月下旬から発売開始しているコチラは、正式に「サクマドロップス」とコラボ。

画像2

サクマドロップス自体の懐かしさと共に、「アイスキャンデー」という冷菓の懐かしさを感じられる商品となっています。

サクマドロップスの8種類のフレーバーの中から、

画像3

【 レモン・メロン・オレンジ・パイン・スモモ 】

の5種類がラインナップ。

画像4

ひとくちサイズのアイスは、それぞれのフレーバーの個性がありながらも素朴な味わい、最近の凝ったアイスと違い、ごくシンプルなまさに「アイスキャンデー」です。

ファミリーサイズでしか販売していないので、一人暮らしの方が個人的に買ってしばらく楽しんでも良いですし、
サクマドロップスを、アイスキャンデーを懐かしむお父さんお母さん、あるいはおじいちゃんおばあちゃんと、お子さんお孫さんみんなで楽しむのも良いかもしれません。


佐久間 サクマ式ドロップスレトロ缶 115g×10個佐久間 サクマ式ドロップスレトロ缶 115g×10個


佐久間製菓
売り上げランキング : 12299

Amazonで詳しく見る by AZlink