- 2013年02月21日12:00
焼き牛丼ビッグ3 東京チカラめし・吉野家・松屋を数字と味で比べてみた
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「焼き牛丼」というコロンブスの卵的新しい牛丼を世に送り出し、急成長を遂げた「東京チカラめし」。
その急速に広がる認知度に牛丼大手チェーンが黙っているわけもなく、
その勢いを見るやいなや、松屋も吉野家も「焼き牛丼」を新たにメニューに追加し、一時の「牛丼デフレ戦争」から「焼き牛丼戦争」とも言える時代に入ったのではないでしょうか。
そこで、「どこの焼き牛丼を選ぶべきか」を、数字と味から比べ、検討してみたいと思います。
■まずは見た目から



左から【東京チカラめし・吉野家・松屋】。
パッと見てわかるのは、吉野家のみ、紅しょうが、七味、コチュジャンソースが添付。
松屋はお店によっては紅しょうがの類はご自由にどうぞ状態なので、私が持って来なかっただけかもしれませんが。
東京チカラめしは、具はタレ焼きの肉のみ。
吉野家の具はタレ焼きの肉とタマネギ、ゴマかけ。
松屋はタレ焼きの肉にゴマかけ。タレには唐辛子がふんだんに混ざっているのがわかります。
■値段とカロリー
東京チカラめし:焼き牛丼 (並)330円/822kcal
吉野家:牛焼肉丼 (並)480円/836kcal
松屋:焼き牛めし (並)380円/842kcal
値段とカロリーが比例しないことがわかります。
これだけ見ると、コスパはやはり東京チカラめしが一番良いようです。
■グラム数
(※飯は染み込んだタレ込の数字)
【東京チカラめし】


具:65g
飯:253g
総重量:318g
【吉野家】


具:98g(タマネギ込)
飯:293g
総重量:391g
【松屋】


具:64g
飯:312g
総重量:376g
各部門重量一位の数字を強調しています。
吉野家が一番、具も総重量も最も高く、
東京チカラめしが各部門最下位。
値段に見合う差がハッキリしました。
ただし、こんなにも違うのに、カロリーはほぼ同じ。不思議ですね。
■味の所感

甘:○
辛:△
旨:○
焼:網焼き
具にタレ味がよく浸かっている。
タレ味は個性的。
その分クセは強い。
肉は全体的にかため。

甘:◎
辛:△
旨:○
焼:鉄鍋焼き
オーソドックスな焼肉タレ味。
タレの甘味、
肉そのものの旨味が強い。
肉は繊維質のあるかため。

甘:○
辛:○
旨:◎
焼:鉄板焼き
肉脂の甘味が強い。
タレと脂の焦げ味がある。
肉は柔らかめ。
■総評
東京チカラめしが提示した「焼き牛丼」とは単純に焼き肉丼ではないのだと思えるほど、他の二社に比べて味は個性的でした。タレがただの焼肉のタレではないのか、その上で漬け込んでいるのかしているのかもしれません。
逆に吉野家、松屋は焼肉屋の焼肉丼(しかも安肉)の味の範囲を越えない印象。
そういう意味では吉野家は他の二社に比べて高いと感じました。
松屋は値段も味もそつない、無難な選択とも言えるかもしれません。
味に関しては個人的な印象もありますし、吉野家の所感は添付のコチュジャンソースを使用していないので、多少印象が違うとは思いますが、
松屋はカルビタレやバーベキュータレでの味変えも出来ますし、
東京チカラめしはネギや大根おろしなど、有料ですがトッピングが豊富。
味のバリエーションに関しては吉野家が一番選択肢が少なく、その分純然たる「焼肉丼」としては一番振れ幅が少ないとも言えます。
デフォルトの状態で比べれば個人的には「松屋」が一番好きです。
なぜかカロリー以外は、値段も味も各社かなり違うということで、皆さんの多少の参考になればと思います。
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