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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

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幻となった「栄楽」の味を求めて……沼袋「丸長」のつけそば

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老舗の灯、消える…つけ麺の名店「栄楽」突然の閉店

この記事で伝えたとおり、中野の名店のひとつ、「栄楽」は無くなってしまった。
しかし、あの味、どうにかして食べたい……。

そう思った筆者は、「栄楽」と同じ「丸長のれん会」に属する「丸長」系列各店舗を巡ってみれば、「あの味」に出会えるのではないか、と考えた。

そしてまず出かけてみたのは、 画像1

「沼袋 丸長」。

「栄楽」のあった中野から、近場を攻めてみようと思ったからだ。

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そして頼んだのが、こちら。
「玉子入りつけそば(大盛り)」。

まず結論から言えば、「栄楽」のつけそばとはまるで別物だった。

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つけ汁は、大きな丼で出てくる。
玉子は「栄楽」と同じ、生玉子。

実にオーソドックスな鶏ガラ醤油のダシに、酸味も辛味も弱め。
パンチは弱く、つけ麺のつけ汁としては、味は薄め。
ただし、生の玉ねぎがスープに沈んでおり、それに辛味を感じる。
胡椒とラー油を入れると、いい具合の汁になる。

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麺はストレート麺で、量はかなり多めだ。
ツルッとした食感で、のどごしが良い。

つけ汁が弱い、と書いたが、この麺をたっぷりのつけ汁に投入し、汁と共にずるるとすすると、地味に美味い。

某ラーメン屋の主人に「つけ麺は、猫舌の人の為のラーメンだと思ってる」と言われたことがあるが、まさにそれだ。
冷たく締められた中華麺が温かい汁に浸けられ、ほどよくぬるくなった状態でするすると食べ進めることが出来る。
クセになる。

これは「栄楽」と似ているようでまるで違う「つけそば」。
だが、「栄楽」と同じ方向を向いている。それは奇をてらわない「地味」な魅力。
毎日食べても飽きない、ほどよい味。

そして値段。

そう、値段のことを書いていなかった。こちら「沼袋 丸長」のつけそば、トッピングも大盛りも無しのデフォルトであれば、たった500円。
大盛りで100円増し、
玉子入りで50円増し。
このコストパフォーマンスは素晴らしい。


丸長のれん会。
その傘下店は、東京近郊だけではなく群馬や長野、関東一円にまで広がっている。
その全てを制覇し「栄楽」の味を追い求めるのも面白そうだが、さっそく「沼袋 丸長」の、この店ならではの魅力にハマった。

丸長のれん会、奥が深そうだ。


丸長 沼袋店
東京都中野区沼袋1丁目29-18
03-3385-1833



久保田麺業 埼玉つけ麺頑者(大) 420g
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