- 2012年12月16日22:00
神田にある魚尽くしの老舗大衆割烹「浜貞」に行ってきた
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神田駅北口を出て徒歩20秒。
大衆割烹「浜貞」はこじんまりと佇んでいる。
のれんの前には発泡スチロールの箱。
この中には、新鮮な魚介類が入ったままだ。
店内の壁に貼られた短冊の品書きは、老舗名店の雰囲気たっぷりだ。
カウンターの端には生け簀があり、その存在が、ここは新鮮な魚が出てくる店だと保証している。
この日のお通しは、エビとまぐろの刺身と、茹でアサリ。
これだけでとりあえずの生ビール一杯は、軽く飲み干してしまう。
品書きを見てもらえればわかるが、海鮮の充実っぷり。
これはタコの刺身と、まぐろ赤身。
写真ではわからないが、このタコ刺し、動いている。
聞けばタコは店外の発泡スチロール箱に収められており、注文の度に取り出しては足を切り、箱に戻されるらしい。
そうしてまだうねうねと動くタコ刺しが、客の目の前に出されるわけだ。
一ノ蔵を頼んだ。
冷酒は2合瓶で届く。
仕事明けの一杯はビールだが、この品書きを見ればすぐに日本酒に切り替えたくなるもの。
焼きなすに、牡蠣焼き。
これと刺身で、日本酒をちろちろいただいていると、ああ、日本人で良かったなあ、なんて思う。
素材の味を日本酒が引き立て、日本酒の後味が更にツマミを欲する。
この辺でがっつり行こうか。
カキフライ。
ぎゅっと衣に詰まったジューシーな牡蠣。
ソースをかけ、マヨネーズとカラシを付けていただく。
カキフライはやっぱり揚げたてが一番だ。
こちらはアツアツの掻き揚げと、柳川鍋。
冬にうれしい温かさ。
これらを噛み、飲み込んで熱くなった口と喉を、冷酒を通して冷やす快感。
お酒はもう2本目が空になる。
奥のお客が〆にお茶漬けや焼きおむすびを食べている。
一方、カウンターの客が味噌汁を頼んでいる。
純和風、まさに大衆割烹。
サラリーマンでひしめいていた店内も、10時を過ぎるともう閉店の雰囲気。
ぽつりぽつりと皆、帰って行く。
長っ尻でとことん飲もう、なんて客はいないようだ。
おとなしく、我々もそれに従って、店を出た。
ほろ酔いで、寒い夜にも身体の内側があったかい。
さて、次、どこに行こうかな、なんて考えた。
浜貞
東京都千代田区内神田3-21-8
03-3254-3396
サファリ レプリカ タコ