- 2012年11月18日07:00
【閉店しました】激旨うどんの陰に隠された店主の涙ぐましい苦悩……武蔵野うどんの「肉ZIRU王」
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『笠置そば』の掻き揚げそばが(いい意味で)パケ写詐欺すぎる!!
ゴメン、美味すぎてリピーターになっちゃった!「笠置そば」のカレーざるセットが絶品!
と、すっかり「笠置そば」のリピーターとなってしまっている筆者。
実はこの筆者が通う「笠置そば」沼袋店の隣には、うどん屋がある。
うどんもそばも美味い笠置そばの隣に、なんという挑戦的な態度だろう。
その店の名は「武蔵野手打ち肉汁うどん 肉ZIRU王」。
「王」を名乗るか。ますます挑戦的だ。

ほら、「笠置そば」の肉汁うどん。
「肉ZIRU王」、いかなものか。

こちら、「肉ZIRU王」の肉汁うどん(750円)。
お、おう……これは……見事な……まさしく武蔵野うどん……!
一応説明しておきますと、「武蔵野うどん」とは、よくあるご当地うどんというよりは、東京西部から埼玉にかけての旧武蔵野地域によく見られる、それはそれはコシの強い冷やしうどんに、豚肉やキノコなどを具にした温かい汁につけていただくうどん。
その歯ごたえはゴリゴリと硬く、噛み締めれば噛み締めるほどに小麦の香る、実に特殊なうどんである。
こちら「肉ZIRU王」も、その武蔵野うどんのスタイルで、ごわっとした冷やしうどんに温かい肉汁が付いて来る。
あれ……? けっこうこれ……期待出来るんじゃあ……。

汁にはたっぷりの豚ばら肉。

(ほじくり出した際にくずれてしまったが)茄子。

よく〆られたうどんは、見てのとおり、見た目からして「ごわごわ」している。
小さな掻き揚げ天はちょっとしたサービスか。

さて、いただこう。
この時点で、うどんの硬さが伝わるだろうか。
これは茹でが足りないのではない、コシがハンパないのだ。
……と思って口に入れると……
「あれ? 俺の記憶の武蔵野うどんより、やわらかい……」
武蔵野うどんのあの、奥歯がギリギリと軋みを立てるほどの硬さが無い。
それでも通常のうどんに比べてもコシは強い。
通常400gだという並盛りを、わしわしと食いまくった。
これは美味いよ。
豚肉の脂と汁の甘味をまとったコシの強いうどんは、噛んで噛んで味わう。
武蔵野うどんとしてはもうちょい硬めがいいけど。
食い終わって、店主に訊いて見る。
――これ、武蔵野うどんとしては柔らなくないですか……?
店主は申し訳なさそうに答えてくれた。
店主「初めてのお客さんには、本場武蔵野うどんより柔らかめに出してるんですよ……」
聞くと店主の涙ぐましい苦悩がわかった。
本場「武蔵野うどん」を知らない客は、武蔵野うどんのコシの強さに困惑し、
「茹でが足りない」「茹で直せ」とクレームするのだと言う。
もちろん茹でが足りないわけではない。
店主「3日に1回はそんなクレームが来るので……」
現在は柔らかめに出しているそうだ。
無念だ。
本場武蔵野うどんを提供し、武蔵野うどんというニューフェースを紹介しようとしているのに、「茹で直せ」というクレーム。
店主「本場の味がよろしかったら、そうおっしゃってくれれば、あのコシと硬さで提供いたしますよ!」
もちろん次回はそうしよう。
大盛り無料券ももらったし。
本場のコシと硬さで味わう、

このうどんのキレハシ、手打ちで手切りの証拠となる、このオマケを味わうことが楽しみなのだ。
みんなももし「肉ZIRU王」を訪れた際は、「本場の味(硬さ)で!」とコールして欲しい。
武蔵野手打ちうどん 肉ZIRU王
東京都中野区沼袋1-34-24
03-3388-1120
http://www.shumei-group.co.jp/nikuziruou/

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