- 2012年11月01日07:00
ミャンマー料理?洋食? その正体は……庶民派エスニック料理店「ジレゾーミ」

手書きで書かれた「ミャンマー料理」の文字が見える、提灯。
ここは大田区雑色駅から徒歩3、4分の場所にある、「JIREH ZOMI ジレゾーミ」。
ミャンマー人であるマスターが切り盛りする、ミャンマー風洋食店である。

「ミャンマー料理」と「洋食レストラン」が並列する看板。
気にならないわけがない。
ランチタイムのギリギリ終了間際、お客も引けた頃に中に入ってみた。

ランチメニューは、
・元祖 春雨スープ
・ミャンマー風 野菜炒め
・ミャンマー風 カリー
・ジレゾーミ 特製焼きそば
・豚肉丼
というラインナップで、特段「オリジナルのミャンマー料理が食べられる!」というわけではないが、興味を引くメニューばかりだ。
日本人にも馴染みのあるメニューに、ミャンマーの香辛料・調味料を使っているらしい。
あなたなら、どれを選ぶだろうか。

私は、カリーをチョイスした。
鶏肉をミャンマーの香辛料で味付けし、ナンプラー・ターメリック等を加えて炒めて作る、ミャンマー風カリー。

具は、100%チキン。
ゴロリゴロリと、ブリッとしていてかつ柔らかい鶏肉が、これでもかと入っている。


多めのライスに、チキンたっぷりカレー、サラダに味噌汁、食後にコーヒーまで付いて、600円は、安い。

サラダのドレッシングまで、ナンプラーの香りがする。
肝心の味だが、多少しょっぱ味が強いが、香辛料とナンプラーの味が実に独特の香りを出していて、ゴハンがよく進む。
これは確かに、ミャンマー風の洋食だ。
日本人がインドや、イギリスのカレーを日本人向けに改良したものが、洋食カレーなら、これは更にマスターの母国であるミャンマー風のアレンジを加えた、新しい洋食カレー。
アジア的な、というかナンプラーの香りが苦手であれば、ちょっと苦手かもしれない。
(しかし、そういう人はあえてこんな「ミャンマー料理・洋食」と書かれた看板の店に入らないか。)
カレーを食べたあと、壁に貼られたコレに気付いた。

ミャンマー風ラーメン?
これは気になる。次の機会はコレをチョイスしてみよう。
もちろんこれらはランチメニュー。
夜になると、


文字だけではどんなものか判断出来ないミャンマー料理と共に、日本人向けの一品料理も。
お酒もビールからサワー系が揃い、どうやらディナータイムは洋食レストランというよりは、「居酒屋」的なものらしい。
値段もお手頃、マスターにミャンマー料理の説明を受けながら、メニューを選ぶのは楽しそうだ。
ちなみに、ミャンマー風のアレンジメニューを出しつつも、メニューを見ると「デミグラスハンバーグ」や「オムライス」といった通常の洋食メニューもある。
香辛料が苦手なお客にも、気軽に入って欲しい、そんな願いが「ミャンマー料理」「洋食レストラン」が並列されている理由らしい。
マスターはミャンマー人だが、日本語は実に堪能。
安心して店内に入って欲しい。
ジレゾーミ
東京都大田区仲六郷2丁目13-13
03-6424-7482
http://nttbj.itp.ne.jp/0364247482/index.html
(タウンページ内の紹介ページ。音が出ます。音量注意)

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