- 2012年10月07日22:00
昔ながらの喫茶店は完全に「マンガ喫茶」の原型――練馬「喫茶アンデス」
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練馬の改札を出て、南口の信号正面。
ビルの二階に「喫茶アンデス」がある。
ここは昔なつかしい純喫茶の雰囲気があり、待ち合わせにも、一人でフラリとでも、ゆっくりとした時間が過ごせるはず。
広い店内。
一人用からグループまで対応する多くの席。
そして何より、
蔵書の数々。
漫画、雑誌、文庫本。そして、新聞。
蔵書のラインナップは古めだが、メジャーどころはしっかり押さえている。
漫画で言えば、「ワンピース」「GTO」といった新旧人気作、手塚治虫の「火の鳥」、白土三平の「カムイ伝」といった名作、その他「みゆき」「サバイバル」「中華一番!」「オフサイド」「あぶさん」……
ああ、あったあった! という漫画が壁一面に並んでいるのだ。
最近の漫画喫茶は「ネットカフェ」の側面が強く、旧作・名作となると意外に置いてなかったりする。
ここ「アンデス」はマンガ喫茶のように整然と並んでいないが、探すとぜったい読みたい本や漫画が見つかるはずだ。
漫画に飽きたら、小説文庫本はおろか、百科事典なんてのも置いてある。
文字読みには逆に暇を与えない情報量が、この店の棚には詰まっている。
マンガ喫茶なんてものが無かった頃、こんな喫茶店、あったよね。とノスタルジーを感じる。
メニューも至って普通の喫茶店。
そして、安い。
コーヒーは350円、ナポリタンは580円。
今回いただいた、
ツナトーストセットは、トーストにサラダ、ドリンクセットでたったの630円だ。
これをゆっくり食べ、飲みながら、「あぶさん」を読んだり新聞読んだり……
たまにTwitterを覗いたりしながら、きっと半日くらい余裕でつぶれる。
この日は事実、待ち合わせで使った。
約束より早めに来てしまってどうしようかと悩んだが、この店で正解だった。
こんな喫茶店が、自宅の近所にあるといいんだがなぁ。
喫茶アンデス
東京都練馬区豊玉北5-17-9
03-5999-8291
7:00~22:00(日曜定休)
東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴