- 2012年10月03日23:00
幻の屋台ラーメンが再び幻になり、そして復活!江古田の『うさぎ家』要町へ
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西武池袋線 江古田駅。
この駅周辺には、武蔵大学、日本大学藝術学部、武蔵野音楽大学と、大学が3つある。
学生街としても都下で指折りの下町なのだが、昨年江古田駅の駅舎が改築され、駅前の様子が様変わりしていることをご存知だろうか。
この街で学生時代を過ごした多くの者が、面くらうほど駅も、駅前も変わっている。
また駅前の踏切通りも拡張工事が為され、そのおかげで、地元に根ざした馴染みの店が、移転・閉店の憂き目に遭っている。
ランチの名店「洋庖丁」江古田店も、現在は池袋西口に移転、洋庖丁と通りが並びだったラーメン屋「うさぎ家」も、閉店となった。
うさぎ家は、静かなラーメン激戦区となっている江古田でも、指折りの名店。
元はと言えば板橋の界隈を流していた屋台。いつの間にか屋台は見えなくなり、幻のラーメンとなっていた。
それが急に、江古田に店舗を構えたのだった。
ラーメンは東京風豚骨醤油ラーメン。
ニンニクチップの香りが強い、しかしまろやかで甘いラーメン。
瞬く間に江古田界隈で噂になったものだ。
それが、今回の道路拡張工事で、やむなく閉店。それを惜しむ声も多かった。
しかし、再び「うさぎ家」は復活した!
7月、今度は場所を豊島区要町に移し、以前と変わらぬ味を出しているという。
うさぎ家復活を耳にした私は、いてもたってもいられず、要町まで駆けつけた。
このところご無沙汰していたが、顔馴染みとなっている店主に、「久しぶり!」と声をかけられた。
そう、この店主は人当たりがよく、二度三度と訪れれば顔を覚えてくれる。
中華料理屋ではなく、ラーメンで勝負しているにも関わらず、ビールとおつまみでゆっくりしてから、〆にラーメンをいただく常連さんも多かった。それは、キビキビと手を動かしながらもお客とコミュニケーションを取る店主との会話があるからだ。
そこが、屋台出身の成せる技かもしれない。
私はあの味を確かめたい、そして思うさま楽しみたいと、つい大盛りを頼んでしまった。
写真の燻製玉子を見てもらえれば、その大きさがわかると思う。
江古田でさんざん食べていた味と変わらない、旨さだ。そして自分の体力の衰えを感じるボリュームだ(笑)。
ラーメン以外につけ麺もある。
麺はもちろん、ラーメンよりボリュームがある。
なぜかラーメンより麺をするすると行けてしまうつけ麺マジックにハマッて、満腹になるもよし。
要町の路地を入った地味な立地なのだが、ここは行く価値がある。
うさぎ家
東京都豊島区要町1-19-8
03-3958-4720
11:00~14:00/17:00~22:00(不定休)
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