- 2012年09月29日21:00
絵巻物でこそiPadでその楽しみ方が発揮される?「MAU M&L 博物図譜」と「鳥獣戯画」
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学術系の無料iPad・iPhoneアプリの紹介。
ひとつは、武蔵野美術大学美術館・図書館のiPad・iPhone公式アプリ、「MAU M&L 博物図譜」。

iPhoneにも対応しているものの、iPadでの閲覧をオススメする。
武蔵野美術大学の美術館・図書館が所有する、数多くの貴重な図版を眺めるには、大きなほうが良いに決まってる。
もちろんiPhoneで手軽に見るのも、アリだ。
このアプリは17~19世紀の解剖図、自然誌、航海記が、Retinaディスプレイにも対応した高精細な図版と解説で収録されていて、資料性が高い。
例えばこれは「一般と個別の頭足類図譜」。19世紀のイカ・タコ類の図鑑。
ページ単位で閲覧、細かい部分までピンチして、舐めるように見ることが出来る。
むしろ扱いが大変なホンモノよりも、気軽に楽しめる。資料性はもちろん、眺めてもピンチしても楽しい図譜。
本来は大学の図書館に所蔵されているものなので、一般も子どもも、これはかなり面白いと思う。
しかも無料アプリ。
これは手に入れておくべき。
もうひとつは、なかなか触れられない日本の資料「鳥獣戯画」アプリだ。
こちらはiPad専用アプリとなっている。
このようにスワイプして楽しむことが出来る。
もちろん精細な取り込み図版を使っており、ピンチで拡大も出来る。
教科書のカットでしか見たことのないアレが、左右にスワイプすることで、絵巻物としての正しい見方で見ることが出来るのは感動ものだ。
実際の鳥獣戯画の閲覧なんて、とてもカンタンに出来るものではない。
しかも実際閲覧可能としても、絵巻物となると、こっちを開いてあっちを巻いて……扱いが大変である。
巻くことなく、スワイプで眺める。これは紙の本でも出来ない閲覧方法。
絵巻物はiPadとの親和性が高いと見た。
こちらのアプリも無料となっている。
「鳥獣戯画」。日本最古の漫画とも言われる貴重な資料。
「博物図譜」と合わせて、学術アプリを眺める楽しさに気付くはずだ。
MAU M&L 博物図譜
鳥獣戯画





