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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 20:00

きたなシュランでも紹介された絶品ジンギスカン屋に行ってみた。イクラも食べれるぞ!

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東京中野区にある炭火ジンギスカン「神居古潭」。

ここは某局の番組のコーナー「きたなシュラン」でも初期に紹介された、ジンギスカン店。

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きたなシュラン(現・きたなトラン)で紹介されるのもうなずけるその店構えに、ちょっと二の足を踏みそうになるが、中に入ってしまえばいい。入ったほうがいい。

実に美味いジンギスカンが食える。


一階カウンター席には炭火焼コンロが埋め込まれ、席に就くとすぐ、一人前のセットが用意される。

愛想が無いようでけっこう愛嬌のあるマスターが、営業開始からずっとじりじりと焼いてある鉄板に、脂をのせ、野菜をのせ、そして特上ホゲットを出してくれる。これが最初のセットだ。あとは好きにオーダーしよう。

この最初のセットでつけダレも用意されるが、これが罠だ。

ビールを飲み、ホゲット肉を焼き、つけダレにつけて食べる。うまい。臭味がない。うまい。また焼き、またタレにつける。

半分も食べた頃だろうか。マスターは不意に声をかける。

「あれ? タレにつけてんの? もったいない」

え、何でですか? と困惑していると、隣に座っていた常連客が、「岩塩で食べるのがオススメなんだ」と教えてくれる。

よく見ればテーブルには、岩塩を始めとした塩が各種置いてある。

「先に言ってくださいよー!」と苦笑いすると、マスターは何も言わずにニヤリと笑う。
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メニューは「並・上」ホゲット肉から、北海道産のラム肉、マトン、また海外産のラム肉など、種類は豊富。

ひととおり食べたが、国産(北海道産)が特に美味い。

国産マトンなど、マトンが苦手な人はぜひ挑戦してみて欲しいと思うくらい、あの「羊臭さ」が控えめで、しかし確かにマトンの旨味がする。


店の表にも張り紙もしてあるが、なぜか「ウニ丼・イクラ丼」が隠れた人気メニューだ。

これは一人あたま肉を二人前以上食べないと注文させてもらえない、サービスメニュー。
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イクラ丼。

この時は折悪しく市場が休みの時期で、ウニは品切れだった。

しかしそれは「国産のいいウニ入らないと出したくないんだよ。単に普通のウニ食いたきゃそこら辺の回転寿司でも行ってくれ」と言うマスターのこだわり。この言葉だけだと頑固そうに思えるが、「おかげで出るたびに赤字になるんだよ」とニヤリとしながらボヤくフォローもする。

その赤字の額を聞いたら、おいそれと注文できなくなる。そりゃ二人前以上食わなきゃ受けないのは道理だ。


ウニ丼、イクラ丼を食いたければ、店の赤字を補填するほどに肉を注文しよう。

国産、外国産、ラム、ホゲット、マトン……どれも美味いし、それぞれに個性がある。食べ比べするのもいいだろう。

また、メニューにない部位やツマミがあるので、もし常連さんが隣にいれば、それに乗っかるのも手だ。

ちなみにこの日は、ばちこ(ナマコの卵巣の干物。くちこ、とも)もいただいた。



炭火ジンギスカン 神居古潭

東京都中野区中野5-55-9

03-3385-0371

18:00~(品切れまで。水曜定休)