- 2012年09月20日12:12
【閉店しました】これが東池袋大勝軒の叔父貴のつけ麺!
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東京都中野区北口、中野通りと早稲田通りのぶつかる交差点に、行列の絶えないラーメン屋がある。
「栄楽」である。
ここの客は九分九厘「つけそば」を注文する。
つけそば(もりそば)、あるいはつけ麺。
それを発明し、メニューに連ねたのは、「東池袋大勝軒」の山岸一雄氏である、というのはラーメン界において常識とされている。
ただ、大勝軒という暖簾で考えた場合、その系統を辿れば、「丸長のれん会」に突き当たる。
山岸氏が修行していた折に賄として発明されたもりそば。その修業先が丸長のれん会の一角「大勝軒 中野」。
(その為、大勝軒 中野は「つけ麺発祥の店」とされている。)
この大勝軒 中野の主人が修行していたのが、阿佐ヶ谷 栄楽。
そして今回紹介する中野 栄楽の主人も、この阿佐ヶ谷 栄楽で修行していた。
つまり、ここの主人は弟子筋で言えば山岸氏の叔父貴にあたり、そして中野 栄楽の主人は、今も現役だ。
これがその行列客が求めてやまない、栄楽のつけそば。
実にオーソドックスなつけ麺である。
魚介系の出汁に、酸味と辛味。
玉子を頼めば生玉子が入って出て来る。
正直、現在改良に改良され尽くしたつけ麺というジャンルの中では、もはや目立たない、古いタイプのつけ麺。
しかし行列が絶えぬのは、確かにこの味を求める層がある、ということだ。
麺は「並」でもかなり多い。
「大」など頼めば、完食すれば、かなりの達成感を感じるだろう。
また、つけ汁が冷えてしまうこと必至である。
上記のように玉子は生玉子の為、この場合もつけ汁は冷えやすい。
ただ、麺を食い切ったら、最後に器を店員に差し出し、「スープ割りを」と頼むことだ。
冷えたつけ汁が、あたたかさを吹き返し、それを最後に飲み干すと、これがまたホッとするのだ。
オーソドックスな、昔から変わらぬ味。
いつまでも食べたい。
営業時間も短く、絶えぬ行列をさばく為に相席は覚悟して行くべし。
中野 栄楽
東京都中野区新井2-1-1
03-3386-1803
11:00~15:00(水・日 定休)