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あなたの暮らしのためになる(?)漫画原作者・猪原賽が発信する中央線ライフブログ

  • 12:12

【閉店しました】これが東池袋大勝軒の叔父貴のつけ麺!

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東京都中野区北口、中野通りと早稲田通りのぶつかる交差点に、行列の絶えないラーメン屋がある。

栄楽」である。

ここの客は九分九厘「つけそば」を注文する。

つけそば(もりそば)、あるいはつけ麺。

それを発明し、メニューに連ねたのは、「東池袋大勝軒」の山岸一雄氏である、というのはラーメン界において常識とされている。

ただ、大勝軒という暖簾で考えた場合、その系統を辿れば、「丸長のれん会」に突き当たる。

山岸氏が修行していた折に賄として発明されたもりそば。その修業先が丸長のれん会の一角「大勝軒 中野」。

(その為、大勝軒 中野は「つけ麺発祥の店」とされている。)

この大勝軒 中野の主人が修行していたのが、阿佐ヶ谷 栄楽

そして今回紹介する中野 栄楽の主人も、この阿佐ヶ谷 栄楽で修行していた。

つまり、ここの主人は弟子筋で言えば山岸氏の叔父貴にあたり、そして中野 栄楽の主人は、今も現役だ。
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これがその行列客が求めてやまない、栄楽のつけそば

実にオーソドックスなつけ麺である。

魚介系の出汁に、酸味と辛味。

玉子を頼めば生玉子が入って出て来る。


正直、現在改良に改良され尽くしたつけ麺というジャンルの中では、もはや目立たない、古いタイプのつけ麺。

しかし行列が絶えぬのは、確かにこの味を求める層がある、ということだ。


麺は「並」でもかなり多い。

「大」など頼めば、完食すれば、かなりの達成感を感じるだろう。

また、つけ汁が冷えてしまうこと必至である。

上記のように玉子は生玉子の為、この場合もつけ汁は冷えやすい。


ただ、麺を食い切ったら、最後に器を店員に差し出し、「スープ割りを」と頼むことだ。

冷えたつけ汁が、あたたかさを吹き返し、それを最後に飲み干すと、これがまたホッとするのだ。

オーソドックスな、昔から変わらぬ味。

いつまでも食べたい。


営業時間も短く、絶えぬ行列をさばく為に相席は覚悟して行くべし。



中野 栄楽

東京都中野区新井2-1-1

03-3386-1803

11:00~15:00(水・日 定休)